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鼻たけの症状と治療法等について
鼻たけは、別名鼻ポリープと呼ばれます。蓄膿が長期に亘って続く事で、粘膜の肥厚した部分が大きくなり、小さなブドウ状の腫瘍になったもので、鼻腔や副鼻腔の両側や片側に出来ます。
鼻たけができる原因には、蓄膿症などの合併症から出来てしまうものと、元々アレルギー体質である人がの鼻粘膜に、外部から何らかの刺激が受ける事で起こる場合があります。
初期の段階の小さなものについては、特に症状がありませんが、次第に大きくなってくると鼻汁や鼻づまりを起こすようになります。鼻腔が塞がれた状態になると、鼻で呼吸をすることが困難になったり、嗅覚が衰えてくるなどの症状がでてきます。
さらに病状が悪化して、病巣部が大きくなってくると、鼻の孔から飛びでてきたり、咽頭の近辺まで、腫瘍が突出してきて、それがそのまま、垂れ下がった状態になることもあります。
病院に行くと、鼻の入口から鼻腔内が診断されます。視診を行う事で、簡単に鼻たけの診断がつきます。又、その時に、エックス線写真を撮って、蓄膿症や鼻たけの状態を診断します。
普通、鼻たけの病巣部の大きいものは、手術により切除されます。蓄膿症から合併して出来たものは、蓄膿症の治療を行って改善されれば、自然治癒するケースが多いです。
アレルギー体質の人でそれが発端になって起こっているものは、一度手術を行って改善されたとしても、再発することも多々あるので、アレルギーそのものの改善が必要になります。
病状で出血しやすいものや、鼻たけのサイズがかなり大きなものになっているケースでは、総合病院などで手術を行った方が良いようですが、サイズの小さなものの場合は、耳鼻科での治療でも良いです。