スポンサードリンク

病気と症状 治療 原因 予防の辞典 > 麻疹

麻疹の症状と対処法について


麻疹は、ウイルスに感染することから起こる疾患で、感染したほぼ全ての人が発病します。麻疹は、急性伝染病とされいて、すでに感染している人の咳やクシャミ、鼻水などを介して感染が拡大していきます。


生まれてから6ヶ月位〜9才位の子どもに感染しやすくなります。その多くは2才位までの子どもに感染し、一度、麻疹に感染すると、その後、ウイルスに対して免疫が身体の中でできるので、二度と感染することはありません。


6カ月位までの赤ちゃんの場合は、麻疹に感染したことのある母親から胎盤を通して抗体を授かる形になるので、感染を起こしませんが、生後6カ月位から感染するようになり、特に3才位までの乳幼児感染すると症状が重くなります。


ワクチンが広く普及する前は、春頃から初夏によく流行していました。現在では、年間を通して感染者が見られるようになっています。ウイルスに感染してからの潜伏期間は、10日から12日程度になります。


麻疹で見られる症状が、高熱や痒みを伴って発疹、多量の鼻水ですが、高熱は長く続くため、体力を消耗してしまいます。体力の消耗から、肺炎・気管支炎・脳炎などにつながる場合があるので注意が必要です。


ひどい頭痛があったり、嘔吐を繰り返している場合は、脳炎の可能性があります。呼吸をする事が困難な場合は、肺炎の可能性があります。


又、水分補給がうまくいかない場合も脱水症を起こす事もあるので、そうした症状が見られる場合は、病院での手当を受ける必要があります。


定期的に麻疹のワクチン接種が行われるようになってからは、麻疹に感染する子供は、減少していきましたが、その反対に、ワクチンを受けていなかった年長児であったり、成人の麻疹が増加することも予想されています。


 

麻疹記事一覧

  • 麻疹の症状と対処法について