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認知症を招く原因と対策方法について


認知症は、脳神経のトラブルによって起こる疾患です。アルツハイマー型と脳血管性疾患の2つのタイプにわかれますが、最近では、アルツハイマー型の認知症の人が増えていて、凡そ6割を超えるほどになっています。


アルツハイマー型は、脳にアミロイドベータタンパクが溜まってくることで、脳神経細胞が障害を受け、認知症がでてくるものです。アルツハイマーの場合、脳組織の萎縮が見られます。加齢から起こるものが大半ですが、一部、遺伝性のものもあります。


脳血管性疾患型の認知症は、、脳出血や脳梗塞を起こしたことで、脳内の血流の障害から脳神経細胞にダメージを与えることで起こるものです。実際に脳卒中から脳機能の障害が出ていなくても、微小脳梗塞などで血流が悪くなることから、脳機能が低下している人も多くいます。


その他の原因として、パーキンソン病、脳炎などの神経疾患や感染症、脳腫瘍、過度なストレスなどが引き金になって起こる場合もあります。認知症は、早期の発見がきわめて大切になります。


特に一人暮らしの老人の場合、自分では、なかなか症状の変化に気づきにくいため、周囲の人達がちょっとした変化に気づいてあげられることが大切です。最新の研究では、食事や運動を改善することで、予防や改善に効果的な方法もわかってきています。


75歳を過ぎる年齢から増加傾向にあります。社会との交流から避ける年代ということもあり、1人で一日を過ごす時間も相対的に多くなってしまうのも認知症を進めるきっかけになります。


好奇心や興味をかきたてて、地域や企業主催のサークルなどに参加して、人付き合いあいや社会参加することは、認知症予防につながります。意識的に認知症を遠ざけるような生活をすることが大切になります。



 

認知症にイウチョウ葉エキス


認知症に効果があるとされているイチョウ葉エキスですが、脳の血流を良くしていくことからアルツハイマー型でも、脳血管性の認知症でも、改善効果や予防をするうえでもそれなりの効果があるとされています。


欧米諸国においては、イチョウ葉は、医薬品として、血流改善と認知症に効果ありと認可されています。イチョウの葉に含まれている成分にギンコライドと呼ばれる成分があります。


医薬品の認可が下りたのは、ギンコライドが、抗炎症作用、抗血栓形成作用、脳循環系の機能障害の回復に優れた働きをしていることが証明されたことによります。


又、イチョウ葉に含まれているフラボノイドには、強力な抗酸化力があって、それが血流改善に更にプラスアルファの力をつけています。毛細血管の拡張、老廃物の排泄、血圧のコントロールにより、血管障害の改善に効果を発揮します。


身体内で最も酸素を消費するのが脳の組織。酸素の消費量が増加すれば、活性酸素の量も増加していくことになります。脳細胞や脳の血管の酸素が与えるダメージも他の臓器と比較して大きくなっていきます。


活性酸素の悪循環的作用にブレーキをかけて、脳の老化、認知症へと進行するスピードをダウンさせる働きを持つ、イチョウ葉エキスは、認知症の予防に効果的な働きをしてくれます。


数かすの臨床試験に使われているイチョウ葉エキスは、シュワーベ製薬のEGb761の瀬製品になります。




 

認知症にアロマテラピー、芳香療法を


認知症で現われてくる症状には、記憶障害、見当識障害と呼ばれる、自分が今、現在いる場所や状況が把握できないもの、日常の判断がうまくできなくなる、言語障害などの中核症状と呼ばれるもの。


又、介護を行ってくれる人や自分の身内である、夫、妻、子供に対して、攻撃的な言葉遣いや暴力行為、幻覚や幻想、睡眠障害、過食といった、周辺症状と呼ばれる二つの症状にわけてみることができます。


周辺症状は、その人のパーソナリティや生活環境、人間関係の違いにより、人によって、症状の現れ方は、様々です。アロマテラピーなどの芳香療法は、実際、周辺症状だけでなく、中核症状に対しても、効果的に働くケースがあるとのこと。


臭いの刺激は、大脳辺縁系をダイレクトに刺激するということで、認知症になる人の初期の段階では、嗅覚の感覚が、初めに弱くなる傾向があるので、嗅覚が衰えないように刺激をあたえておけば、進行の遅延や認知症のコースから逃れることも可能。


臭いが刺激になって、過去の記憶を思いだすなど、嗅覚と記憶の結びつきが強いことがうかがわれます。アロマテラピーを効果的に利用することで、個人差はあるにしろ、認知症の進行を遅らせたり、改善できる可能性があることは、期待が持てます。




 

認知症の治療と予防について


認知症の治療は、日進月歩です。正しい診断を行い、治療や適切なケアを行うことで、病気の進行を抑えることができることがわかってきました。新薬の開発などにより、その効果に期待がもたれています。


治療を行う場合、できるだけ早期の段階に行うことが必要です。本格的な認知症の手前が軽度認知障害です。もの忘れの度合いがひどくなったりするもので、記憶力は低下するものの、知的な働きは、正常な状態です。


但し、軽度認知障害を起こしている人の凡そ、5割程度が、本格的な認知症になるようです。この段階で適切な治療を実施することで、病気の発症を遅らせることや万一病気になっても軽い状態で、止めることができます。


もの忘れの状態がひどいと自覚している人は、物忘れ外来などを利用して、早期の段階で発見することが大切です。認知症の進行を抑える基本とされているのが、適度な運動、栄養バランスのとれた食事、薬を利用した治療です。


認知症の薬は、最近、保険適用されるものが、あいついで使用されるようになっています。メマリー、レミニール、アリセプト等。


記憶量の低下は、人と会うのを億劫にさせてしまうものですが、積極的に外に出るようにして、社会とのかかわりを持つことが必要です。





 

認知症の症状 アルツハイマーと脳血管性認知症


認知症には、二つのタイプがあります。一つは、脳内に分解ができない物質がたまり、神経細胞の委縮が起こることから発症するアルツハイマーと脳血管が破れたり詰まったりすることで起こる脳血管性のものです。


認知症の発症率は、年齢で75歳過ぎるころから倍々ペースで進行するようになり、凡そ5割ほどがアルツハイマーですが、70歳を超え、80歳代になってくると、多い70パーセントから90パーセントがアルツハイマーという数値もあります。


認知症は、早期の段階で発見し、早期に対処をしておけば、その進行をある程度ストップさせることも可能です。初期の兆候を見逃さないようにすることが肝心です。


もの忘れは、特に認知症でない人にも起こりますが、認知症の人では、物を置いたそのこと自体を忘れてしまったり、約束事を忘れるだけでなく、約束そのものを忘れてしまったりします。


他の症状としては、知的能力の低下、記憶力の低下などは、初期の兆候ですが、普通に可能だったことが不可能になったり、漢字が書けなくなる、お金の桁違いをする、相手を間違えたり、目の前にあるものがわからなくなるなど。


身の回りに起こること、ニュースなどに無関心になり、テレビを見ていても内容を理解しないでただ、眺めているだけになったり、自分が間違っていても、その過ちを他人のせいにするような振る舞いをとるようになるなどがあります。


アルツハイマーについては、現代では治療に明るさが見えています。たんぱく質のβアミロイドが分解されずに残ってしまうのが大きな原因ですが、このたんぱく質がたまらないようにするワクチンが開発されています。

 

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