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小児肥満の原因と改善に必要な食事や運動への配慮


小児肥満(子供の肥満)が成人になってかかる肥満と異なるのは、中性脂肪の量だけでなく、中性脂肪を溜め込む肥満細胞の数が増える事にあります。脂肪細胞の数は成人になってからは増えません。


子供時代につくられた脂肪細胞は、サイズは小さくなっても数は減らない事から、子供時代に小児肥満になってしまうと、脂肪をため込みやすい体質になってしまうので、注意が必要です。


10歳前後までの子供の肥満は、自然にバランスのとれた体型に戻る事もありますが、10歳を過ぎてから起こる肥満は、大人になってからも、高血圧や糖尿病など生活習慣病に罹る率が高くなります。


小児肥満のなかには、ホルモン系の疾患や、先天的な代謝異常から肥満に至る事も考えられます。肥満度(カウプ指数[体重(g)÷身長(cm)の2乗]×10)の数値が高い場合には、専門医の診断を仰ぐことが大切になります。

 
生活習慣病にかかりやすい体質を防ぐためにも、小児肥満の予防や早期に段階で改善をする事が必要になります。但し、子供の場合は成長段階にあるため、栄養素のバランス欠きそうな自己流のダイエットは良くありません。


ダイエットを行う場合は、成人と比較して厳格なエネルギーコントールが必要なので、適切な指導が必要になります。


小児肥満の原因には遺伝的要素もありますが、その多くは食べ過ぎや運動不足になりやすい生活環境に影響を受けています。精神的な不安を食で解消しようとするケースも見られ、この場合は、生活指導の他にカウンセリングも必要。


肥満対策では、1日で消費する適切なエネルギー量を3食に分けて摂ることです。間食や早食いは肥満の元。食べ物をまとめて摂る食事の仕方は、入ってきた栄養素を全て取り込もうとし、脂肪をためやすい身体になります。


食事の改善とともに実行したいのが運動です。適度に身体を動かすことで、脂肪を燃焼し肥満になるのを防ぎます。できるだけ歩くなど、こまめに身体をうごかす事で燃焼体質をつくることが大切です。





 

小児肥満の原因と治療法などについて


小児で肥満の症状を抱えている人が増えています。小児肥満は、小児のおよそ1割ほどの割合でみられます。肥満児との診断が下るのは、年齢や身長別の標準体重を2割を超え、体脂肪率が増えている場合です。


小児の肥満の多くは元となる病気を持っているのでなく、摂取したエネルギーが消費するエネルギーを上回った結果ととして、余分なエネルギーが脂肪に代わり体の中に多くたまってきた状態を言います。


肥満を起こす原因は、食べ過ぎや運動不足といえます。但し、どうして食べ過ぎてしまうのかや、さらに、同じ程度に食べているのにどうして一部の人だけが肥満になるのかを考えていくと原因はそんなにシンプルではないこともわかります。


肥満度の算出方法 現在、小児肥満は身長と体重の釣り合いから判定されています。肥満度は標準体重を何%オーバーしているかを示すものですが、問題は標準体重の設定と算出です。


児童の場合、性別や年齢別、身長別に求めた体重の全国平均の数値が文部科学省の学校保健統計調査報告書に発表されていて、これが小児の標準体重として判断されます。


3歳児の場合、肥満度15%、またはカウプ指数18を超える幼児を対象に肥満児対策を行うというのが一つのの方針のようです。ただ数値は肥満を判定する基準ではなく、あくまでも肥満児対策の児童をみつけるための数字です。


肥満度15%で、カウプ指数18程度の児童は、よく遊び、よく食べ、病気には縁のない元気な子供です。この点から、基準にあてはまる児童については、現在よりも肥満度を上げないように指導することが大切になります。


小児肥満は、バランスのよい食事をベースにして間食はで切るだけ避けるようにすること、戸外運動を推奨するなどの教育を親がもう一度確認することが大切です。


特に日頃から運動習慣をつけることはとても大切になります。日中はできるだけ外で遊ばせるようにして、積極的に運動部やスポーツクラブ入ってく身体を動かしつづけることが大切になります。


 

小児肥満の治療は食事などの改善が必要 5


小児肥満は、大人の肥満と比較して、成長を妨げないことが大切です。単に体重を減らすということではなく肥満度を解消することが大切なポイントです。


肥満やメタボの危険性は、大人だけの問題でなく、小児にとっても、肥満やメタボリックシンドロームは大きな問題になっています。小児肥満の症状は、ここ30年間で2〜3倍に増え、現在は小中学生の約10パーセントが肥満症とされています。


厚生労働省研究班の調査研究によって、小児にメタボがみられることがわかってきました。肥満やメタボリックシンドロームと診断された子供が、生活習慣を変えないまま大人になってしまうと将来、心筋梗塞や脳血管障害につながるなど、生涯の健康を左右する懸念があります。


そういう意味で、子供のころから、正しい生活習慣を身につけて、肥満を解消することが大切になります。


脂肪は、皮膚のすぐ下にたまる皮下脂肪と、腸の周囲などにたまる内臓脂肪に大別されます。内臓脂肪が過剰に蓄積されると、脂肪細胞がつくりだすさまざまな物質が、血圧や血糖値などに悪影響を及ぼし、生活習慣病が起こりやすいことがわかっています。


メタボは、過剰に蓄積した内臓脂肪が、血管や血糖、血清脂質、血圧に悪影響を及ぼしいる状態を指します。そのため、メタボと診断された場合には、生活習慣を改善して、肥満を解消し、内臓脂肪をへらすことがすすめられます。


大人の肥満だけでなく小児肥満も同様で、食事や運動など毎日の生活習慣そのものを改善していく必要があります。


規則正しい生活、早寝早起き、朝、昼、夜の三度の食事、食べ物は就寝前の3時間前には口に入れない、食べ物は良くかんで食べる、テレビをみながらの〜ながらの食事をしない


食べすぎには注意をするできるだけ腹八分程度に抑える、できるだけ外で遊ぶ身体を動かすようにする、汗をかく運動を毎日行う、身体を動かすことを意識する


現代は、意識をしないと食事にしても運動にしても、そのまま放置をしていると肥満になるような生活習慣となります、できるだけ身体を動かすことや食べ物や食べ方などに意識を向けることが大切です。

 

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