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卵巣腫瘍の症状と治療について


卵巣腫瘍は、卵巣にできる腫瘍。そのタイプには良性のものと悪性のものがあります。そして、多くは良性腫瘍です。腫瘍の種類も多く、その為発症原因も様々です。閉経前の女性の場合は、機能的に卵巣の中に水がたまる機能性卵巣嚢胞のケースがあるので経過観察を行う場合があります。


又、試験的にホルモン剤を投与しても腫瘍のサイズが小さくならない場合は、機能的なものではないと判断して、手術を行うケースもあります。


閉経後の女性の場合は、機能的なものではないと判断されることが多く、治療として手術が選択されます。


通常、病理検査を行って、腫瘍が良性か悪性かを判断します。腫瘍のサイズ、10センチを超える卵巣腫瘍では、凡そ3割程が悪性腫瘍であることが多い。


現在は、腹腔鏡下手術が多くの病院で行われるようになっています。その為腹部の傷も小さくてすむことがあります。但し、悪性腫瘍が疑われる場合は、現在でも腹部を大きく切開して、手術を行った方が安全な場合があります。


症状として、下腹部の痛み、膨満感、性器からの出血、便秘や頻尿などがあります。特に多いのが下腹部のしこりです。但し、卵巣腫瘍のサイズがある程度の大きさにならないと自覚できない事から早期の段階で、発見するのは難しい。


良性の卵巣腫瘍の疑いがあって、腫瘍の大きさが10センチを超えない場合は、腹腔鏡下腫瘍摘出術をすることができますが、10センチを超えた腫瘍の場合や悪性腫瘍の疑いがある場合は、開腹しての摘出手術が必要になります。


卵巣の腫瘍が小さくても茎捻転といって、卵巣のつけねが茎のようになっていて、これがねじれることによって非常に強烈な下腹部の痛みを感じることがあります。こうした症状がある場合は、早急に手術を行う必要があります。






 

卵巣腫瘍の原因と症状について


卵巣腫瘍は、卵巣に腫れの症状が現れてくる疾患です。一般に卵巣腫瘍の多くは片側の卵巣に現れてきますが、人によっては両方に腫瘍が現れてくることがあります。


卵巣という臓器は卵子を育て、俳卵を毎月行ったり、女性ホルモンの分泌をしたりなど、人の数臓器のなかでも大変複雑な働きをしている臓器になります。


卵巣内では、毎日多くの種類の細胞を産生していて、排卵を起こすごとに卵巣を傷つけては修復を繰り返すことを何度も繰り返す為に、身体の中で、腫瘍が起こりやすい臓器の一つとされています。


割合としては成人女性の約7パーセントほど起こるとされていています。又、卵巣にできる腫瘍は20種類ほど近くありますが、大きく膨らんだ中に液体が蓄積しているものが卵巣腫瘍で、卵巣腫瘍の中でもおよそ80?は卵巣のう腫になります。


卵巣腫瘍は、その種類も多様で、その為発症原因なども多岐にわたります。普通、卵巣腫瘍は、良性のもの、境界悪性のも、悪性型のものと3種類に分類されます。


卵巣腫瘍のなかでも、卵巣のう腫の大部分は、良性タイプで、その他の充実性腫瘍では、約80?が境界悪性または悪性タイプと呼ばれるものです。そして悪性の代表的なのが卵巣癌になります。


初期の段階で、腫瘍が小さいうちは特に症状が現れません。その為、自覚症状で気付くのは、こぶし大の大きさになってからになります。


腹部が腫れたように膨らんできたり、腰痛や腹痛、また、腹部の周囲にある臓器を圧力をかける為におしっこが近くなったり便秘の症状なども見られるようになります。


その他の症状としては、生理が起こった時以外にも下腹部周囲に痛みが起こったり、ウエストの周りのサイズが増えたりなどの症状が現れる場合もあります。


カラダを動かしたときに腫瘍が捻れ、その為茎捻転を起こしてしまうと、激しい腹痛や吐き気などがでてききて、歩行する事そのものが困難になったりすることもあります。

 

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