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冷え症の改善と対策法について
冷え症は、日常の食生活や生活習慣、ライフスタイルと密接に関係しています。冷え症を改善するには、身体を温める食べ物を摂るようにして、日々の生活の中で身体を動かす習慣を身につけることが大切です。
服装もできるだけ身体を冷やさない服装にしたりして、身体の内側と外側から身体を温めるようなライフスタイルを送ることです。身体を温める生活に変えていくことで、つらい冷えの症状は次第に解消されていきます。
食べ物は、体を温める食べ物を中心として、栄養バランスのとれた食事をすることが一番です。その上で、調理で利用するスパイスにも、冷え症を改善するのに役立つスパイスがあるので、そうしたものを利用します。
コショウには、胃腸を温めて調子を整える働きがあります。筋肉のしこりを取り除く働きもあり、風邪のひき始めにも良いです。
とうがらしも冷え症の改善に効果のあるスパイスです。とうがらしは、温湿布の成分にも使われていますが、口に入れると身体がポカポカほてってくるので、冷えには良いスパイスといえます。
とうがらしに含まれているカプサイシンは、体温を上昇させ、血液の流れも良くしてくれる働きがあります。また、脂肪を効果的に分解してくれます。
とうがらしは乾燥したもの、粉末状のものがあります。中華調味料である豆板醤や、チリソース、七味唐辛子といったものを上手に使用しましょう。
とうがらしがいくら良くても摂りすぎはいけません。摂り過ぎると胃に負担がかかってしまうので注意が必要です。また、とうがらしはお風呂に入れても良いとされていますが、皮膚の弱い人には刺激が強すぎるので、適度に利用しましょう。
日頃から筋肉を鍛えておくことも、冷え症対策として有効です。筋肉は身体の熱をつくってくれます。筋肉を鍛えていると、冷え症からの脱却も可能です。相乗効果として、他の身体の不調も次第に解消され、身体も心もよい状態になります。