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むくみの解消法と予防について
むくみは、細胞内に余分な水分がたまってしまう状態です。栄養素や酸素といっしょに細胞まで運ばれた水分が、静脈やシンパ液の中にスムーズに回収されなくなることが起こります。
原因は、足に出てくる場合は、単に重力との関係がありますが、中には、内蔵の病気や栄養の不足から起こるものがあります。病気が原因の場合は、腎炎、肝炎、腹膜炎などがあります。女性は、更年期障害や妊娠中毒症が原因でむくんでくることがあります。
むくみの解消で大切な事は、体内の水分調節をスムーズにすることです。その為にはナトリウムとカリウムをバランスよくとるようにする事が大切です。細胞内の水分は、ナトリウムがポンプ役になって水を細胞内に取り入れてコントロールします。
通称、ナトリウムポンプが正常に働かないと細胞がみずぶくれ状態となり、むくみが起こります。カリウムには、余分な水分を排出させることで、ナトリウムポンプを正常に機能させる働きがあります。
日本人の場合、塩分の多い食事をとる機会が多いことからナトリウムが過剰気味になりがちです、塩分控えめを意識して、逆にカリウムをシッカリと摂取する必要があります。昆布、大豆、トマト、バナナ、芋類などにカリウムは多く含まれています。
足のむくみは、その日のうちに解消することが大切です。むくみを放置しておくと、周囲の毛細血管が圧迫され、むくみがさらに進行していきます。その為、血液の流れが益々悪くなります。
又、皮下脂肪の脂肪球という細胞が必要以上に水分を吸収して大きくなることもあります。むくみを解消するには、入浴や運動、マッサージなどを行って、血液やリンパの流れを良くして、水分の排出をスムーズにする事が大切になります。
むくみを予防する生活習慣では、夜は水分を摂り過ぎない事、塩分を控えめにする事、窮屈な下着、靴を履かない、下肢を中心に筋肉をつけるなどが大切になります。
むくみの症状とセルフケア
むくみは、血管や細胞外に余分な水が溜まってしまう状態のことをいいます。立ち仕事をしている人や長時間同じ姿勢で座っていたりすると出てくる場合もありますが、何らかの疾患で起こる場合もあります。
運動不足や冷え、過度なストレスや生活習慣の乱れなど、血流が悪化や重力の関係から起こる場合もあります。足がだるい、重い、痛みがある、パンパンとなっている状態がある場合は、むくみとなっていることが多いです。
顔のむくみは、塩分の過剰な摂取が関係している場合が多いです。塩分濃度が上昇するとカラダは、その濃度を薄めようとして、水分を溜め込むこむように働きます。同様の原理でアルコールの飲み過ぎも原因となります。
男性くらべて、むくみは女性に多く見られますが、プロゲステロンという女性ホルモンが水分を身体内に溜めやすい性質があることが関係しています。妊娠時や更年期などホルモンの分泌量の変化やバランスが崩れた時などに起こりやすくなります。
むくみを起こすやすい疾患には、腎臓や心臓の疾患、又、甲状腺の病気で起こりやすくなります。長期にわたってむくみが続いたり、水分をとっている割には、おしっこの量が少なかったり、動悸、発熱など気になる症状がある場合は、一過性のむくみでない場合が考えられるので、専門医での診断が必要です。
一過性のむくみであれば、セルフケアとして、水分をシッカリと補うこと、冷えに注意をすること、カリウム摂取をして、体液のバランスを取るようにすること、そして、カラダを動かすことで、血流改善を図ることなどが必要です。
むくみの解消と病的なむくみについて
女性は、特にむくみやすい体質にあります。日常的な症状ですが、むくみがどのような感じで現れるかによって、原因となっている病気がわかります。身体の疾患が原因でむくんでいるかどうかを確認することが大切です。
むくみは、皮下組織に異常に水分が溜まっている状態の事を言います。脂肪分が男性に比べて多い女性の場合、脂肪が原因となって、体外へと水分を排泄する流れが悪くなることが、むくみやすい原因とされています。筋肉が少ないことも関係しています。
体熱に影響を与えるのが筋肉です。筋肉を動かすことで熱が生まれ、その熱の作用で、代謝が促進されて、水分が身体の外へと排泄されます。基礎代謝の向上は、筋肉の作用が大です。
身体の基礎代謝が上がっていれば、じっとしている場合も、ある程度の身体の熱も保持されることから、排泄がうまくいかないことはありません。その為、筋肉量の低下は、身体の熱を下げ、余分な水分を身体の中にため込んでしまうことにつながります。
大腿筋など、下半身に大きな筋肉を存在していることから、少し負荷のかかる運動を行って、筋肉量を増やすことが、むくみの解消に役立ちます。
注意すべきは、病的なむくみです。腎機能の低下からくるむくみ、心臓の働きがわるくなることから起こるむくみ、肝臓病などにより、肝機能の低下から起こるむくみなどには、注意が必要です。
むくみの原因と病気の関連について
むくみには、特に心配のあるものと何らかの病気によって起こるものとがあります。リンパ節が正常に働いていれば、身体の細胞の周囲に蓄積した水分をうまくコントロールしてくれ、異常にむくんだ状態は、現れません。
心臓や肝臓、そして、腎臓に何らかの疾患がある場合にもむくみが現われます。こうした疾患で現れてくるむくみは、異常な状態になるので、自分の目で、その異常を確認することができます。
先天的にリンパ系の働きがうまくいかず、原発性のリンパ浮腫と呼ばれる、疾患によりむくみが現われたり、乳がんの手術治療を行った後などに、むくみが現れるケースもあります。
蚊に刺された後に水ぶくれができるのも、広義には、むくみと呼べます。虫により、身体内に入ってきた、毒物を処理しようと身体内から分泌されたアルブミンによって、細胞周囲の水分を集めます。
こうした状態は、身体の局所に蓄積した毒素の影響を弱める為に、むくみといった症状をとって、身体が対応していると言えます。リンパの作用によって、怪我や何らかの身体のトラブルに対して、身体を保護していると言えます。
普段からリンパの流れを意識して改善することを心掛けておくことは、風邪をひきにくくしたり、健康状態を維持したりするのに効果的です。
むくみの症状と対処の仕方について
むくみの症状は、身体の中にある水分によって現れてきます。男性と比較して、女性に多く見られ、仕事や家事を終えた夕方近くになって、特に足がむくんできたり、月経前に顔全体がむくんできたりします。
また、子宮がんや乳がんの治療を行った後などにリンパ液の流れが悪くなることから生じる、リンパ浮腫や下肢の静脈にある弁がうまく機能しなくなることから起こる静脈瘤が原因となって、むくみが生じる場合もあります。
長時間、立ったままの姿勢から生じるむくみや、生理前で、ホルモンバランスの乱れから生じるむくみ、疲れや睡眠が足りない時に起こるむくみなど、その、むくみの症状が、一時的なものであれば、特に問題はありません。
何らかの病気から起こるむくみ、心臓や腎臓、肝臓などの疾患から生じるむくみには、十分に注意を払う必要があります。女性の場合は、突発性浮腫とよばれる、原因が特定できていないむくみもあります。
食事の内容や運動を取りいれることで改善するのが一時的なむくみです。その場合は、食事の内容は、水分や塩分の摂りすぎを控えることが必要です。
ミネラルのカリウムは、余った塩分を身体の外に排泄する作用をもっているので、積極的に補うことが効果に期待がもてます。又、自分に合った運動を習慣にすることで、筋肉量を増やし、血流も良くなるので積極的に取りいれることが必要です。