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風疹(三日はしか)の症状と大人、妊娠予定の人は予防が必要!


風疹(三日はしか)は、飛沫感染するウイルス性発疹症です。感染から2週間の潜伏期間を経て発症します。発疹が現れる1週間程前から、首や耳の後ろ側のリンパ節が腫れて痛みが出てきます。


微熱とともに、細かく淡いピンク色の発疹が、顔、耳の後ろ側に現れ、後頸部、身体、手足へと順番に広がっていき、自然と消滅していきます。身体のだるさなどの症状も軽く、3〜4日で治癒します。


大人が風疹に感染すると、発熱や発疹などの症状が長期にわたる事もあり、仕事や生活に支障をきたす場合もあります。関節痛を訴えるのも特徴(女性に多い)。また、血小板減少性紫斑病、溶血性貧血、脳炎等の合併症を起こす事もあるので注意が必要です。


妊娠20週までの女性が風疹に感染すると、先天性の障害が胎児に、高確率が起こることがあります。その為、妊娠前の女性については、感染予防の為に、風疹性ワクチンの接種が大切になってきます。


妊娠予定の女性に風疹ワクチンが接種される場合、確実に妊娠していない時期、ワクチン接種を行い、ワクチン接種後についての避妊期間は、最低、2ヶ月間は必要になります。


予防は、1〜3歳、小学校1年、中学生で、風疹の生ワクチンを接種します。(20代の男性の凡そ1割が風疹の免疫を持っていないというデータも発表されていて、成人男性の予防接種の必要性が言われています)


治療法としては、風疹に効果のある治療は確立されていないので、症状を緩和する対症療法は主になります。関節痛、発熱等の症状については、カロナール錠などが使用されます。





 

結核の感染と原因について


結核は、過去の病気というイメージがありますが、現在、ひそかに増加している病気です。結核は、結核菌による感染症で、抗結核菌の飲用により、完治されますが、それでも年間2000人近くの人が命をおとしています。


咳が2週間以上続いたり、血液の混じった痰が出たり、だるい状態が続いたり、微熱が長期にわたり続くといった症状が出てきます。病気の進行に伴い、呼吸困難や多臓器不全を起こしたりする危険な状態になります。


すでに感染している人の咳などから菌が、空気中に蔓延し、直接、肺に取り込むことから感染します。但し、菌が入ってきたからといって、全ての人が結核になるということには、なりません。


免疫系の働きが十分に活性化していれば、菌が入っても、感染を抑えたり、菌が増えたりするのを防いでくれます。過労や過度なストレス、バランスの悪い栄養状態などが重なってしまい免疫系の働きが悪くなると結核になりやすくなります。


結核になっても痰に結核菌を含んでいないケースでは、月に2回から3回ほどの治療で治療が可能ですが、痰の中に多くの菌を含んでいる場合は、他の人に感染させてしまう恐れがるので、入院が必要になります。


 

皮膚カンジダの原因と治療法について


皮膚カンジダは、カビ菌の一つの種類に分類されるカンジダと呼ばれる菌に感染することから起こる皮膚の疾患です。特に問題のない普通の健常者の皮膚や粘膜にカンジダは生息しています。


身体の免疫力が低下してきたり、抵抗力が無くなってくると菌が繁殖して病気になります。皮膚カンジダには、深在タイプと表在タイプがあります。


表在タイプのカンジダには、おむつかぶれ、くちぎれ、またぎれ、爪カンジダなどがあり、皮膚が赤みをおびた状態になり、爪カンジダを除いて、こすれあう皮膚に発症します。


深在タイプのカンジダは、潰瘍ができたり、腫瘍ができたります。場合によっては、ステロイドホルモン剤を使っているうちに、起こる場合もあります。又、糖尿病にかかっている人が免疫力の低下から起こる場合もあります。


皮膚カンジダの治療方法としては、皮膚患部を乾燥させることが大切になります。特に成人の人が感染している場合は、糖分の多い甘い食べ物を控えることが大切で、その上で、抗カンジダ性薬剤を含んだ軟膏などを塗布します。


最近の情報として、カンジダ菌の感染とがんとのかかわりについて、非常に興味深い説が話題になっています。シモンチーニガンセンターのホームページをご覧ください。



 

結核の症状と治療法について


結核は、昔の病気といったイメージがありますが、現代人にひそかに急増している感染症です。結核は、結核菌によって、肺において炎症を起こします。年間で2万人、そのうち2千人の人が亡くなっています。


主な症状では、咳が二週間以上続いて、咳に血液が混じっていたり、微熱の継続や身体のだるさなどが見られます。症状が進行してくると呼吸困難や他の臓器不全や生命の危険性も高くなってきます。


結核は、感染している人からの咳やくしゃみなどで菌が飛び、周囲の人が直接、菌を吸い込んでしまうことで、感染するようになります。免疫力の働きが強ければ、結核菌が体内に残っていても増殖を抑制することができます。


治療は、主に発病と診断されてから行われます。薬を使用しての治療が主になり、3種類から4種類ほどの薬を服用します。一時的に症状が改善されたりして、薬の飲用をやめたりすると治癒成果も低くなってしまいます。


結核になっても咳のなかに結核菌を排出していない場合や少ししか排出していない場合は、月に1回から2回ほどの通院で、治療を行うことができます。痰中に多くの菌が含まれている場合は、他人に感染してしまう恐れがあるので、入院が必要になります。



 

麻疹の症状と対処法について


麻疹は、ウイルスに感染することから起こる疾患で、感染したほぼ全ての人が発病します。麻疹は、急性伝染病とされいて、すでに感染している人の咳やクシャミ、鼻水などを介して感染が拡大していきます。


生まれてから6ヶ月位〜9才位の子どもに感染しやすくなります。その多くは2才位までの子どもに感染し、一度、麻疹に感染すると、その後、ウイルスに対して免疫が身体の中でできるので、二度と感染することはありません。


6カ月位までの赤ちゃんの場合は、麻疹に感染したことのある母親から胎盤を通して抗体を授かる形になるので、感染を起こしませんが、生後6カ月位から感染するようになり、特に3才位までの乳幼児感染すると症状が重くなります。


ワクチンが広く普及する前は、春頃から初夏によく流行していました。現在では、年間を通して感染者が見られるようになっています。ウイルスに感染してからの潜伏期間は、10日から12日程度になります。


麻疹で見られる症状が、高熱や痒みを伴って発疹、多量の鼻水ですが、高熱は長く続くため、体力を消耗してしまいます。体力の消耗から、肺炎・気管支炎・脳炎などにつながる場合があるので注意が必要です。


ひどい頭痛があったり、嘔吐を繰り返している場合は、脳炎の可能性があります。呼吸をする事が困難な場合は、肺炎の可能性があります。


又、水分補給がうまくいかない場合も脱水症を起こす事もあるので、そうした症状が見られる場合は、病院での手当を受ける必要があります。


定期的に麻疹のワクチン接種が行われるようになってからは、麻疹に感染する子供は、減少していきましたが、その反対に、ワクチンを受けていなかった年長児であったり、成人の麻疹が増加することも予想されています。


 

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