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慢性関節リウマチの治療法では食生活の改善が重要


慢性関節リウマチは、自己免疫疾患の一つとされていてます。その為、根本的な治療や予防の方法はないとされ、炎症を抑える薬や、免疫抑制剤を使用するなどの対症療法が主な治療になります。


関節の痛みが重症の場合は安静が必要ですが、軽症の人や関節の変形予防には、適度な運動が効果的です。運動の種類は個人により差があるので、適切な指導が必要になりますが、温水プールでの短時間の水泳は、最適な全身運動だとされています。


リウマチによる痛みは、高湿度や低い温度により悪化する事が多いので、関節を温めるなどの治療も効果的。患部を家で温めるには、温湿布を貼ったり、入浴をするなど関節を温めて血流改善を図る事が大切です。


慢性関節リウマチの治療のなかでは、食事療法、根本的な食生活改善で、細胞の新陳代謝の流れを良くすることが重要。関節の結合組織のコラーゲンの主な成分になっているのが蛋白質です。良質な蛋白質の摂取は治療や予防をする上でも必須な栄養素です。


蛋白質は畑の肉といわれる大豆加工食品(納豆、味噌、豆腐)などを主に、動物性蛋白質は、なるべく摂取しないようにしましょう。動物性の脂は、人の体内では、体温差で固まりやすくなり、血液やリンパの流れを悪くします。


痛みがあると、身体を動かす事が億劫になり活動量を減っていきます。その為、関節リウマチのある人は、骨粗鬆症を合併しやすい傾向があります。骨粗鬆症を防ぐ為にもカルシウムやマグネシウムを多く含んだ食べ物をとって、骨を丈夫にする事も必要です。


肥満、過体重は、膝の関節に負担がかかるため、摂取エネルギーの目安をまもって、エネルギー過多にならないように気をつけるようにしましょう。


又、冷たい飲み物はカラダを冷やして関節痛をまねきます。アルコールも炎症に関係してくるので、飲み過ぎには注意が必要です。




 

強皮症の症状や治療と日常生活での注意点について


強皮症は、皮膚や内蔵が線維化してかたくなる疾患。強皮症は膠原病の一つで、原因の特定は出来ていません。


初期の段階では、手指がむくみますが、次第に皮膚がなめし革のようにかたくなってきます。硬直化により、指の皮をつまむことが難しくなってきます。症状は、指先から始まりその後、身体の中心部へと進行していく事が多い。


冷えてくると手指が白く痛みを発するレイノー現象を起こしたり、多関節炎、血行不良から手の指先の潰瘍、皮膚の色素沈着や色素脱出、毛細管拡から赤い斑点が見られるようになります。


食道が硬化すると、固形物の飲み込みが悪くなり、逆流性食道炎から胸やけなどの症状が現れることがあります。胃腸が硬化すると、消化が悪くなります。肺や心臓、腎臓が硬化すると死亡の原因となります。


強皮症の2割は良性です。限局性強皮症は、内臓への硬化はなく手や顔の硬化だけおさまります。これを限局性強皮症といいます。全身性強皮症では手や顔のほか、胴体や上腕も硬化することが特徴です。


治療、特異的な強皮症に対しての治療はありません。レイノー現象には、アダラートCR錠など様々な血管拡張剤が使用されます。指先に現れた潰瘍にはプロレナール錠やプレタール錠などを使用。消化不良には抗生剤のミノサイクリン錠などを使用します。


日常生活では、寒冷刺激は避けるようにし、血液の流れを悪くするような生活習慣(喫煙等)は改善することが大切です。反対に身体を温める習慣(入浴)は積極的に取り入れるようにします。


特に食生活では、腸を冷やすような食べ物や消化が良くない、又はうまくいかない食べ物は避け、食性に合った範囲で、5大栄養素を満点にする工夫が大切です。特に微量栄養素であるビタミンやミネラルは不足気味になるのでサプリメント等で積極的に補うようにしましょう。





 

若年性関節リウマチの症状と治療について


若年性関節リウマチは、成人に起こるリウマチが16歳以下の子供に起こる疾患です。リウマチのタイプも数種類のタイプに分かれています。そしてその各タイプによって現れてくる症状も異なってきます。


およそ日本全国でも1万人近くの子供が若年性関節リウマチにかかっているとされていて、男女別では女子にかかる人が多い傾向があるようです。病気発症のハッキリと原因は、まだ特定されていません。


このリウマチは、関節にある滑膜からの炎症から始まり、症状の進行に伴って骨や軟骨等が破壊されていきます。免疫系のトラブルや各ウイルスへの感染、外傷、ストレスなどが影響しやすくなります。


各タイプ別に若年性関節リウマチを分類すると全身発症タイプ、多関節発症タイプ、少関節発症タイプになります。詳しく見てみると


全身発症タイプは、発疹などが主な症状となり初期の段階では関節炎はあまり目立ちません。発熱しても一日のなかで高熱や平熱を繰り返し、その熱の温度差もかなりのものになります。


高熱がある時は、手足などに小さな発疹がでたり、リンパ節腫脹や肝機能障害、心膜炎などいろいろとカラダ全体に現れる症状がでてきます。いろいろな血液の病気や他の感染症と分けるのが難しく診断に時間がかかってしまいます。


多関節発症タイプは、大人の関節リウマチに非常によく似たプロセスをたどります。指などの小さな関節や他の関節に多くの炎症が見られるようになります。左右両方の関節に炎症が起こることが多いですが、あまり高い熱はでてきません。


少関節発症タイプは、脚の関節に病気が発症することが多い傾向があります。そして5才くらいまでの女子に多い傾向をもっています。


関節炎の症状は、他のタイプのものと比較して軽く、大抵2〜3年ほどで治癒するケースが多いようです。虹彩炎を合併して起こることがある為、眼科での定期健診などが必要になります。


若年性関節リウマチは、原因が特定できていない為、完全な治療はできません。その為、治療を行う上での主眼になるのが、症状の軽減であるとか、現れにくくなるといったことを目的にした治療になります。

 

若年性関節リウマチの症状について


若年性関節リウマチは、大人にかかるリウマチの症状が、16歳以下の子供に起こるものです。約1万人に及ぶ患者が日本にいますが、相対的に女性の方が多く罹っているようです。


発症原因については、まだ明確になっていませんが、関節内の滑膜に炎症が起こり、次第に軟骨組織が壊れていきます。免疫系のトラブルやウイルス感染、過度なストレス等が発症に関係しています。


成人がかかる慢性関節リウマチとは違って若年性関節リウマチの場合は、大人の場合と違って、高熱が出るなど、全身症状が現れます。


若年性関節リウマチの主な症状が発熱です。38度から40度ほどの高い熱が出るようになり、発熱した状態が、数ヶ月にわたって続く場合があります。指や手首などの関節、膝の関節が左右に腫れて、痛みを起こします。


起床時に、関節のこわばりや首や腕の関節が回りにくくなり、口が開きにくいといった症状等もあります。皮膚上に発疹が現れたり、手首、肘、指等に結節をふれます。又、人によって、目や心臓に障害が現れる事もあります。


リウマチのなかでも若年性関節リウマチは、再発しやすい病気で、長期にわたって症状が続きます。一般的に10年間ほどの経過を経て治癒していくこと言われていますが、慢性関節リウマチに移行するケースもあります。


若年性関節リウマチの場合は、関節の局所だけに現れるだけでなく、身体全体に炎症が起こっているので、身体の成長にもトラブルを起こす傾向があります。

 

リウマチ性関節炎の症状と治療

リウマチは、普通、慢性関節リウマチの事を指していることが多いですが、一般に筋肉や骨部、関節などの運動する器官に痛みが起こる疾病をリウマチ性の疾患としています。


関節に痛みが生じる疾病には、約100種類を超える種類があり、リウマチの主症状が関節の痛みではありますが、関節に痛みが起こる病気そのものがリウマチということではないので当てはまる病気を見極めるためにシッカリと診断する必要があります。


慢性関節リウマチの症状によく似た疾病にリウマチ性関節炎があります。リウマチ性関節炎は、外敵である細菌やウイルスを抑える免疫の機能が異常に反応して、自分の細胞を敵とみなして自分で自分に攻撃をしかけてしまうという、自己免疫疾患の一つです。


免疫の働きが正常であれば免疫反応をおこさないような抗原に対して、免疫を司る細胞が勝手につくって、自己の細胞を攻撃します。これは、免疫システムに何らかの狂いが生じたために、そのような異常反応が起こります。


リウマチ性関節炎の症状では、膝や肘の関節周囲に強い痛みが現れます。自己免疫疾患のトラブルがその要因になりますが、免疫細胞の白血球が患部に活性酸素を使って攻撃をします。


高齢者は若い人に比べて、細菌やカビなどの外敵に対する免疫力が衰えてしまい、病原体に侵されたまま完治しないで、病原体の侵食が直接的な引き金になって命を無くしてしまうケースが多く見られます。


リウマチ性関節炎を起こしている人の関節を調べてみると、白血球の一種である好中球が多くみられます。これは、炎症が起こると好中球が駆けつけて患部に活性酸素を撒き散らすからです。


関節中には、関節の動きを滑らかにする滑液という潤滑液が溜まっていますが、関節を包む骨液膜から分泌される滑液には活性酸素を消去する抗酸化物質やガラクターゼなどの活性酸素に良いとされる酵素が十分に含まれていません。


このことがさらに活性酸素の障害を悪化させます。つまり活性酸素を消去する方法がありません。リウマチ性関節炎を患った人の骨液や血液には過酸化脂質が増加していて、ビタミンCの量が普通の人よりも減少していることが分かっています。


対症療法的な治療で痛みを軽くする治療も必要かもしれませんが、普段の生活習慣やライフスタイルを改善して身体の使い方を正していく必要があります。特に呼吸、食事、睡眠、運動には意識を払いましょう。

 

リウマチ 免疫系の病気記事一覧

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