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脳血管性痴呆の症状や進行度を遅くする為の食生活改善について


脳血管性痴呆は、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血など、脳の血管障害が原因で起こります。血管がつまったり破れたりする事から血流がストップし、十分な栄養や酸素が脳細胞に届かなくなる事から、認知障害を起こします。


記憶力の低下、頭痛、めまい、耳鳴り、しびれなどから始まり、進行していくといいます。初期には、まだら痴呆と呼ばれ、正常な認知機能もあるため、物忘れの自覚から、それを悩んで抑うつ的になる傾向があります。


軽い痴呆であればある程度の常識も保たれています。些細なことで怒ったり涙もろくなる感情失禁や、自発性の減退、夜間に食事を始めたり、ないものが見えるといった夜間せん妄、不眠などもよく見られる症状です。


脳血管の詰まりや出血の影響で、障害を受けるヶ所によっては、手足の麻痺やものを飲み込みにくいいった運動機能障害や、言語障害などが現れます。


痴呆自体を良くする根本的な治療は無いため、その発症原因である脳血管の障害を防ぐことが重要。特に高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病が引き金となる為、こうした病気の予防につとめる事が大切になります。


根本的な食生活改善は、脳血管性痴呆を予防するのに大切な生活習慣です。栄養素のバランスが整った食事に加えて、適度の飲酒、喫煙、甘いもの、動物性脂肪、塩分を控えるようにしましょう。


青背の魚に含まれるDHAやEPAというαリノレン酸系の脂には、中性脂肪を減らして血行を良くする働きがあり、脂質異常や高血糖、動脈硬化を防ぎ、脳内の血流改善から脳の働きを活発にします。


又、タイやカレイなどの白身魚には脳の血管の状態を良くする良質のたんぱく質が豊富に含まれています。動物性の脂は、普段の体温が人の体温よりも高い状態にあります。その為、人の体内に入ると、固まりやすくなり、特にリンパの流れが悪くなるので注意が必要です。


身体を動かすことで脳細胞も活性化します。特に指先の働きは脳と深く関連しています。手は第二の脳と言われているので、手指の細かな動きを必要とする、料理、楽器の演奏、編み物等を行って、普段から脳を働かせておくことも脳内の血流改善に効果的です。

 



 

軽度認知障害(MCI)の症状を見つけたら早期の診断が必要


軽度認認知障害は、認知症を発症する前の段階で、この段階で適切な処置を行うことで、認知症へと進行するのを防いだり、進行のスピードを遅らせることができる事がわかってきました。


MCはI軽いもの忘れや軽い認知機能障害があるものの、日常生活に支障をきたさない状態をいいます。アルツハイマー病やその他の認知症の前段階ともいうべき状態であり、いわば正常な状態とアルツハイマー病との間のグレーゾーンです。


テレビ等を見ていて出演者の名前が出てこない、しかし、名前が出てこなくても、一般的には日常生活や仕事に支障をきたすことはありません。この場合は、健全なもの忘れであって、まったく問題はありません。


但、正常な物忘れとは違って、本人や周囲にいる人が見て、明らかにオカシイという物忘れがあります。新しいことを覚えられない、論理的な思考ができない、最近の事を思い出すことはできないなどは、海馬の萎縮が見られる兆候です。


MCIはだいたい5年間で70〜80%が認知症に進行することがわかっているため、どういう人が早期に認知症に進行するのかを予測することが、研究されています。軽度認知障害の団塊で、適切な対応を、治療を行えば、認知症の発症を防いだり、進行を抑えたりすることが可能です。


日課として毎日行っていた事をしなくなる、料理の手順が思い出せなくなったり、身ぎれいにしていた人がだらしない状態になる、何度も同じ事を言うなどもMCIで見られる症状です。何度教えても覚えられない等


こうした症状が少しずつ進行する場合は軽度認知障害だる可能性が高いので、早めに専門医に相談することが大切です。


 



 

認知症につながる物忘れの症状と予防法について


普通の物忘れは、体験した事の一部や、記憶していたはずの名前などが思い出せないといったど忘れです。こうした長期の記憶を忘れてしまうことは、普通にあることで、認知症へと進むことはあまりないと考えられています。

 
認知症につながる可能性の高い物忘れは、新しいことが覚えられないといった場合です。一日何度も同じことを聞き返したり、自分が話したことを忘れたりするといった傾向があります。


場所や日付を覚えにくくなり、ひどくなると体験したこと自体を忘れてしまいます。記憶には短期記憶と長期記憶があって、短期記憶について何度も考えたり、繰り返し学習したりしたものが長期記憶になります。


普通の物忘れは、この長期記憶に保存されている記憶がうまく引き出せななくなるもので、何かのきっかけやヒントがあれば引き出せます。


悪性の物忘れでは、短期記憶ができても長期記憶ができなくなり、特に一回だけ体験したことを記憶できなくなります。


自分が物忘れをするようになったが、大丈夫だろうか?と心配している人の9割ほどが普通の物忘れである事が多いですが、問題は、自分が物忘れをした事自体を忘れてしまう時になります。物忘れ外来で診察を受ける必要があります。


普通の物忘れであれば、簡単にトレーニングを行うことで、記憶力の低下を防ぐことができます。寝る前にその日の出来事、ニュース、面会した人、三度の食事の内容や今日はいくらお金を使ったなどを思い出すトレーニングを行いましょう。


運動をしながら頭を使うという同時併行で行う事が脳のトレーニングとして良いようで、例えば、歩きながら頭の中で簡単な計算をする(100から7づつ引いていく等)等はオススメです。


 



 

アルツハイマーを予防する方法について


ボケ、認知症には、アルツハイマーと脳血管性のものがあります。以前は、その比率は、5対5の比率とされていましたが、最近では、アルツハイマーの方が、大部分とされるようになっています。


アルツハイマーは、βアミロイドと呼ばれるタンパク質が、脳内に蓄積してきて、その影響で脳細胞が壊れていき、萎縮するような感じとなります。遺伝子が関係しているものが1割程度、その他の原因については、特定できていないのが現状です。


年を重ねてくると心配となりますが、ボケや認知症は、できるものななら予防したいものです。食生活を主として、生活習慣やライフスタイルなど総合的に、改善をしていくことが大切です。


ある調査によると、7品目の食品に分類して、摂取のバランスと病気の発症率を考慮した結果があります。それによると、動物性たんぱく質の少ない人や野菜や穀物、豆、果物などを食しているほど発症率が少ない傾向が現れています。


又、脂肪分の過多やアルコール類の過多もアルツハイマーの発症に関係しているようです。栄養素から見た、五大栄養素を食性に合わせてバランスよくとると病気の予防に良い影響を与えることがわかります。


運動面からも行った調査がありますが、一週間に4時間を目安に運動習慣を持っている人は、そうでない人と比べて、8割近くも病気になる確率が下がっているという調査結果もあります。


普段の生活やライフスタイルを改善していくことで、病気発症のリスクをかなり軽減できることがわかります。



 

ボケ、痴呆の症状と対処法について


ボケは、一般的に、知的働きが次第に悪くなっていく疾患になります。ボケは、主に二つの方に分けられます。一つ目が脳血管性のもの、脳が障害を受けることから発症するもので、もう一つがアルツハイマー 性のものです。


脳血管性のボケは、症状が急激に進行していきますが、アルツハイマー性のものは、時間を経て次第に悪くなっていくものです。時間の観念と自分の居る場所などが、不明瞭になっていきます。


症状の悪化に伴って、妄想や幻覚などが現れてくるようになり、身内の顔もわからなくなるような状態にまで進行していきます。DNAの関係が原因として考えられていましたが、生活習慣も危険因子になることも言われるようになってきました。


免疫系の働きの低下などもボケの進行に一役買っているのでは、ということもわかってきています。脳髄液の顕微鏡写真から、髄液のなかに、マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアなどの細菌が生息しているようです。


こうした細菌群が、脳髄液の中に入り込まないようにするためには、如何にして体内に入り込まないようにするか、侵入してきた細菌群をいかにして撃退していくかということが大切になってきます。


口呼吸などによる口腔内の乾燥を防ぐことや腸内を冷やさないこと、食性に合わない食物を食べて、腸内環境を乱さないようにすること、その他体温を上げる工夫をして、免疫力アップに努めることが大切になります。



 

認知症 ボケ記事一覧

  • 脳血管性痴呆の症状や進行度を遅くする為の食生活改善について
  • 軽度認知障害(MCI)の症状を見つけたら早期の診断が必要
  • 認知症につながる物忘れの症状と予防法について
  • アルツハイマーを予防する方法について
  • ボケ、痴呆の症状と対処法について