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シェーグレン症候群の原因と症状について


シェーグレン症候群は、自己免疫疾患の一つになります。主な症状には、目が乾燥する、口の中が乾燥する、関節に痛みがあわれれるなどがあります。


涙腺や唾液腺へのリンパ球の浸潤から唾液や涙の量が減少します。免疫異常や多彩な全身性の病変を伴うこともあり、内臓の病変も同様に多くのリンパ球が浸潤、増えたりなどして身体に様々なトラブルを起こします。


現在のところ炎症やリンパ球の浸潤の発症原因についてはハッキリとしたことはわかっていません。自分の細胞や組織に対して免疫反応などの自己免疫疾患が見られます。


推測されている原因としては、遺伝要因やウイルスなどの環境要因、女性ホルモンの関連などが複雑に関係しあってシェーグレン症候群が起こるとされています。病気になりやすい体質も傾向としてあるようです。


主症状は、乾燥になりますが、特に自覚症状がない人も約30%ほどいるようなので、注意が必要です。乾燥から起こるドライマウスやドライアイ、鼻腔の乾燥などの症状は、自分でもよくわかる症状です。


ドライアイになると、涙が出にくくなる、目の中がコロコロするといった感じがする、る、目が痒くなったり、痛みが現れたり、眼精疲労、目やにが過剰に出たり、物がぼけて見える、まぶしい、涙量が減るなどの症状がでてきます。


ドライマウスになると、口腔内の乾燥、唾液量の減少、物を食べる時に水分が必要になる、口腔内の乾燥のため、話をするのが難しくなる、口腔内の痛み


また外出する時に、必ず水の0携帯が必要になる、就寝しているときにのどの渇きから目が覚めるようになる、虫歯できやすくなるなどの症状がでてきます。


鼻腔が乾燥してくると、鼻中にかさぶたができる、鼻血などもでやすくなります。その他の症状では、耳下腺がはれる症状がでてきたり、抜け毛や肌荒れなどの症状もひどくなります。


シェーグレン症候群で、乾燥して水分が足りない状態になると身体全体の症状として、機能の低下が見られるようになります。


 

強皮症の症状とレイノー現象


強皮症は、膠原病の一つで難病指定されている疾患です。皮膚が次第に硬化していく症状が主になりますが、食道や胃、腸等の消化器系、肺や関節などもダメにしていきます。


原因は、現在のところ特定されていません。30〜50歳代の女性によくみられます。強皮症には、進行性全身性硬化症があります。末梢の血管障害と全身の結合組織に炎症性、線維性および変性性変化を認める慢性疾患です。


初期の段階で見られる症状にレイノー現象があります。強皮症のおよそ9割はレイノー現象から始まるといわれるほど、これは重要な症状になります。


レイノー現象から症状は徐々に悪化をしていきます。手や指、関節周囲が次第にこわばってきて、腫れぼったくなり、皮膚が硬直化してきます。次第に皮膚の色も黒くなります。


症状が悪化していくにつれて、曲がった指はそのままの状態になり、元にもどせくなったりします。指の働きが悪くなる為、物をつかむこと自体が難しくなります。指先に潰瘍ができたり、爪が変形したりするケースもあります。


皮膚の硬化現象は徐々に身体全体に広がっていくようになります。顔面の皮膚が硬直化してくると、表情も次第になくなってきて、口が開けるのが困難になったり、口周囲に放射線状の皺があらわれてきます。


食道等に硬化が進んでくると、胸焼けやつかえなどの症状を感じるようになります。腸に疾患が及ぶようになってくると下痢や便秘をおこしたりします。


消化器系のトラブルは、食べたものの栄養を吸収していく事が困難になります。肺の硬直は、咳や息切れ、腎臓に疾患が及んでくると、高血圧やひどくなると腎不全を発症したりするようになります。

 

膠原病の原因 自己免疫疾患 5


膠原病は身体の中の結合組織に炎症の症状が発症する病気です。その種類には、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、リウマチなどがあります。


膠原病はまだはっきりした原因が解明されていないですが、自己免疫疾患といわれ、国の特定疾患に指定されている病気です。


膠原病は、全身の膠原繊維に炎症が起こります。膠原病には骨や関節、筋肉に痛みやこわばりを起こしてしまうリウマチ性疾患や、自分の身体のコラーゲン線維に免疫反応を引き起こす、自己免疫疾患などを持ち合わせている病気の総称です。


コラーゲン線維は細胞と細胞を結んでいる結合組織の成分で、皮膚、関節、筋肉、血管、臓器等の分布してその構造を支えています。


そのため、免疫系の攻撃によって膠原繊維が冒されると、皮膚や関節、筋肉など、全身に様々な症状がおこってきます。


自己免疫疾患とは、本来ならウイルスや細菌などの異物から生体を守るはずの免疫が、自分自身の身体を攻撃してしまう病気になります。


膠原病患者の血液中には、自分の身体の成分に対する自己抗体が多く存在し、また、リンパ球も直接自分の細胞や組織を攻撃すると考えられています。


自己抗体をつくりやすい体質は遺伝することがわかっていて、この素因を持つ人に、感染、過労、妊娠、出産、外傷、日光、など何らかの誘因が加わると膠原病の発症につながるといわれます。


自己免疫疾患は、これまで、原因不明で治療困難な病気とされてきましたが、最新の研究で発症のしくみも少しずつ明らかになり、解決への糸口が見えてきました。

 

膠原病の症状と種類について 5


膠原病は皮膚や関節といった身体の各種を結び付けている結合組織に炎症の症状が発症する病気で、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症など8種の症状があるとされています。


膠原病ではまだはっきりとさいた原因が解明されていないですが、自己免疫疾患といわれ、その多くが国の特定疾患の認定になっています。最新の免疫学の研究の成果から膠原病の発症の仕組みも次第に明らかになってきていて予防や希望をもてるようになってきています。


リウマチは、関節の変形、腫れ、起床時のこわばり等が左右対称にあらわれます。進行すると関節が破壊され、その機能が失われてしまいます。膠原病の中で最も患者数が多く、40歳前後の女性に多発します。


全身性エリテマトーデスは、発熱、関節痛、皮膚の紅斑等があらわれ、特に、両親に蝶が羽を広げたような形の蝶形紅斑が特徴的です。発疹等の皮膚症状は日光にあたるとでやすくなります。腎臓障害をはじめ内臓にも障害がおこりやすく、また、うつなどの精神症状がみられることもあります。リウマチに次いで患者数が多く、20〜30歳代の若い女性に多発します。


強皮症は、内臓や皮膚のコラーゲン線維が硬くなる病気で、冷たい温度にさらされた時などに手指の先が白や紫に変色するレイノー症から起こります。手指の腫れやむくみ、皮膚の硬化の他、傷が治りにくく、壊死、潰瘍をおこしやすい状態になります。食道、腸、肺、腎臓が障害されると、逆流性食道炎、便秘、下痢、咳、高血圧などをおこします。年配の女性に多発します。


多発性筋炎 皮膚筋炎は、全身の筋肉に炎症のおきる病気で、階段の昇降、物を持つ、起立する動きが難しくなります。上まぶたや関節部に紅斑が発生するケースでは、皮膚筋炎、紅斑がない場合は、多発性筋炎と診断されます。子供と40歳以上の中高年女性に多く、中高年の皮膚筋炎で乳がんや胃がん、肺がんを起こしやすくなるので気をつけましょう。


結節性多発動脈炎は、中から細い動脈の壁に炎症が発症し、血流が悪くなる結果、末梢血管障害や腎臓障害などをおこします。発熱、体重減少、倦怠感などの全身症状もみられます。中年男性にやや多い病気です。


シェーグレン症候群は、唾液腺や涙腺などの外分泌器官が冒されて唾液や涙がでにくくなり、食物を飲み込みにくくなったり、目が乾燥して痛んだりします。患者の9割は女性で、40歳代に発病のピークがあります。


混合性結合組織病全身性エリマトーデス、強皮症、多発性筋炎など、いくつかの膠原病の症状が混合しているものをいいます。20〜30歳代の女性に多くみられます。


リウマチ熱の症状は、A群β溶血性連鎖球菌の感染かおこり、咽頭炎、発熱、移動性の関節炎、心臓障害がでてきます。15歳以下に起こりやすく、学童期の検診で予防できるので罹患者は減少傾向にあります。

 

全身性エリテマトーデスの症状について 5


全身性エリテマトーデス(SLE)は、自己免疫疾患と呼ばれる病気です。自己免疫疾患は自分の免疫細胞が自分の身体を攻撃してしまう疾患です。


全身性エリテマトーデスは、膠原病の系統になり、難病指定をされていますが、発症原因についてまだハッキリとしたことはわかっていません。


全身性エリテマトーデスの症状の主症状としては、疲労感や発熱、体重が減少してくるなどの全身に広がる症状が長期にわたり続きます。関節炎を伴うことが多いようです。


見た目の症状としては、鼻から両頬にわたって広がっている発疹です。爪周囲の紅斑、首や顔の辺りから全身に広がるドーナッツ型の円盤状紅斑が一緒にあらわれることがあります。


その他の症状として、痛みがない口内炎を起こしたりします。冷たい水に指をつけると指が白紫赤に変わっていくレイノー症状を現す人が約50パーセントほどいるようです。


全身性エリテマトーデスのこうした症状は、外で紫外線の刺激を受けた時などをきっかけとしてでてくることが多いようです。でてくる主症状や、病気の進行速度や病気の重さなどは一人一人違ってきます。


皮膚や全身の関節、肺、腎臓、脳、神経、血管といった多種の臓器が同時に悪くなることがあります。障害される臓器の数も一人ひとり異なり、また臓器障害のない軽症の人もいます。


全身性エリテマトーデスで注意すべき点を上げると、病気を悪化させるような心身のストレス、寒さ、日光、感染などはできるだけ避けるようにしましょう。


この病気に罹りやすい体質はあるようですが、全身性エリテマトーデスそのものは遺伝的な要因あまり関係ないといわれています。エリテマトーデスを含めて他の膠原病では細胞内感染が関係しているようです。


西原先生の本などが参考になります。

 

膠原病記事一覧

  • シェーグレン症候群の原因と症状について
  • 強皮症の症状とレイノー現象
  • 膠原病の原因 自己免疫疾患 5
  • 膠原病の症状と種類について 5
  • 全身性エリテマトーデスの症状について 5