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血管の老化を防ぐ方法


血管の老化は動脈硬化ですが、老化を防ぐには、硬化した血管内皮細胞をケアして、柔軟性を取り戻す事が必要です。その為には、内皮細胞にかかる負荷を減らすようにし、適切な刺激を与えることが大切になります。


血管の老化を防ぐ為の3つのポイントを上げると、1,内皮細胞を傷める原因を減らす事、2,高血圧の要因を避ける事、3,血管内を流れる血液の流れをよくする事になります。


血液が高血糖の状態と悪玉コレステロールであるLDLコレステロールが多い状態になると血液の流れがドロドロした状態になり血管の内皮細胞を傷めます。それにプラスして血管の損傷を招くのが、活性酸素が与える血管内皮への酸化ストレスです。


活性酸素で、酸化されたLDLコレステロールと血糖は、それぞれ、酸化LDLコレステロールとAGEという悪玉度を増した物質に変化し、血管内皮細胞に傷害を与えます。


活性酸素を増やす要因は、喫煙、ストレス、食品添加物、アルコールの飲み過ぎです。反対に活性酸素を減らしたり、無毒化したりする要因は、抗酸化成分の多い食品の摂取、禁煙、ストレスの軽減です。


高血圧の状態が長期に渡って続くと、余分にかかる圧により、内皮細胞を傷つけ、その働きを低下させていきます。血圧を高める主な原因は、肥満に塩分の摂り過ぎ、過度なストレスから起こる交感神経の過緊張です。


肥満解消、特に内臓脂肪を燃焼させることが必要です。塩分を控えた食事、塩を使う場合は、精製された塩でなく、自然塩を使用しましょう。副交感神経優位な状態をつくり、血管の収縮を防ぐ生活が大切です。

 
ライフスタイルを食生活の改善を行う事で、血管内皮細胞の活き活きとした活力を取り戻すことができ、血管を拡張させて血圧を下げたり、血栓を予防していく機能がよみがえってきます。


血管内を血液がスムーズに流れていると、内皮細胞に良い刺激がかかります。すると内皮細胞はNOをたくさん発生し、血管を拡張したり、血栓ができるのを防ぎます。


血液がスムーズに流れるためには、ドロドロ血液の状態にしない食生活と適度な運動を行うことで、全身の血液の流れを良くすること(抹消循環の改善)が大切です。


ドロドロ血液の原因になるのは、脂質と糖質の摂り過ぎ、つまり、食べ過ぎと栄養バランスの偏り、このような悪い食習慣を改善し、適度な運動を行うことで、血液の流れが理想的な状態になり、内皮細胞も本来の機能が蘇ってきます。





 

肺梗塞の症状と原因と治療について


肺梗塞は、脚の静脈や心臓にできた血栓が、血管を流れて肺動脈の一部に詰まってしまう疾患です。血栓で詰まった肺動脈は、血流の悪化を招き、肺の組織細胞に必要な酸素が供給できない状態になります。


その為、呼吸が早くなり、少しでも多くの酸素を得ようとします。このような理由から突然に起こる呼吸困難、頻脈、早い呼吸、胸痛、チアノーゼ、重症化すると生命の危機を招く事になります。


心臓内でできる血栓や静脈でできる血栓は、すべて肺梗塞の原因になります。その中で特に多く見られる原因は、ふくらはぎの静脈にできる血栓です。下肢の静脈血栓症では、突然、足のふくらはぎが腫れて痛みます。


手術、肥満、脳卒中の患者さん等、脚をあまり動かさない状態になった時、妊娠やうっ血性心不全などで静脈の血圧が高くなる時等、血栓ができやすい状態にあると、肺梗塞を起こしやすいと言われています。


血栓のサイズが大きかったり、量が多くなるほど症状は重くなり、重症の場合はショック症になったり、突然死を起こしたりするので、注意が必要です。CT検査の診断を行う事で、血流がストップしているのがわかります。


治療法としては、抗凝固剤のヘパリン注射やワーファリン錠剤を使用します。治療開始では、効果の早いヘパリン注射を使い、後に飲み薬のワーファリン錠を使用します。


血栓溶解を目的に、ウロキナーゼ注射、アクチバシン注射などが、肺梗塞を起こして24時間以内に使用されることがあります。薬物療法で血流の改善が見られない場合は、外科的動脈血栓除去術を行うことがあります。

 



 

貧血はヘモグロビン濃度(数値)の低下から


貧血は、血液の色の元になるヘモグロビン濃度(数値)が低下した状態のことをいいます。ヘモグロビン数値が低下してくると赤色の色素が薄くなってくるので、皮膚や粘膜が白っぽくなり、酸素不足から、頻脈や労作時息切れ、倦怠感、めまいなどを生じます。


症状がゆっくりと進行してくる場合は、ほとんど症状がなく、血液検査を行った時に初めて貧血であることがわかる事もしばしば。血液検査で行うヘモグロビンの基準値は男性が「13.6〜18.3g/dL」、女性が「11.2〜15.2g/dL」です。


ヘモグロビンの酸素結合部位には、鉄イオンが必要です。そして鉄が不足しているのが鉄欠乏性貧血で、補給には経口鉄剤を使用します。非経口鉄剤の場合は、過剰症やアナフィラキシーに気をつける必要があります。


脳内の血管だけは、ヘモグロビン濃度が低下することはありません。静脈収縮力の低下や起立性低血圧などから起こる脳循環が悪くなる事を脳貧血という場合があります。鉄剤の使用で過剰になってくるとヘモグロビンが組織全体に沈着するケースもあります。


貧血は、鉄分の不足だけではありません。ビタミンB12が足りなくなってくると細胞分裂がうまういかず、その為赤血球が不足して、悪性貧血になります。


ビタミンB12が不足をすると悪性貧血だけでなく、身体に様々な不調を起こすことがあり(耳鳴り、難聴、不安、物忘れ、手足の痺れ、腰痛、膝痛、神経痛、ストレス、憂鬱、不眠など)、重症になるとビタミンB12を補っても症状は改善しません。


 



 

血友病の症状と治療について


血友病は、血液の凝固因子の不足することによって、出血しやすい状態になり、血液が止まりにくくなる病気で、遺伝が大きく関係していると言われています。


怪我で出血してもすぐに血液が固まるのは、血小板と共に働く血液凝固因子の働きによります。血液凝固因子は10種類あるとされていますが、血友病の人は、生まれつき凝固因子が不足しているとされています。


血友病の出血は、組織の深部に起こりやすいのが特徴です。足や膝関節、筋肉、消化管、腎臓の中などに出血が起こります。また、頭蓋内での出血を起こす事で生命に関わる事も多々あります。


血友病には、血友病Aと血友病Bがあり、血友病Aでは凝固第三子が不足し、血友病Bでは、凝固第鍵子が不足して発症します。


それぞれの凝固因子は、性染色体のX染色体上にあるため、血友病の遺伝は性別に関係し、血友病になるのはほとんど男性です。


血友病の発症は見られませんが、遺伝子を持っている女性を保因者と呼びます。血友病の男性と非保因者の女性の間に生れた男子は全員健康で、女子は全員が保因者になります。


血友病でない男性と保因者の女性では、血友病の男子、健康な男子、健康な女子、保因者の女子が同確率で生まれてくる事になります。


治療は、A、Bのどちらのタイプの血友病であるかを検査し、欠乏している血液の凝固因子を体内に注入する方法が行われます。出血時には、早期の注入が必要で、出血部位や程度、種類に応じて投与量、投与法も変わってきます。


現在では、補充療法を行うことで、健常者と変わらない生活ができるようになっています。怪我などの緊急時の対応についても止血や手術が安全に受けられるような態勢になっています。

 



 

肺血栓塞栓症の治療と副作用や予後について


肺血栓塞栓症は、血管内に血液の塊である血栓が生じて肺の静脈を塞ぎ、血流を止めしまう病気です。脚の静脈内にできた血栓が原因となって起こるエコノミークラス症候群も肺血栓塞栓症の一つになります。


肺組織への血流が悪化してくる為、肺胞と呼ばれる肺の組織が壊死して、酸素を取り入れて二酸化炭素を排出するという肺でのガス交換機能の障害が見られます。


また、左右の肺の血流の乱れや拡張収縮の機能に障害から起こる酸素不足から低酸素血症になったり、気管支の収縮機能の悪化から呼吸器系の障害が見られるのが特徴です。


肺血栓塞栓症の治療では、はじめに血栓を取り除くことを目的とした治療が行われます。血管を塞いでいる血栓を溶かしてしまう血栓溶解治療(ヘパリン、ワーファリン、組織型プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA))と血栓を除去する治療(手術やカテーテル)があります。


そして、血栓を生み出す血液凝固因子の働きを抑制または阻止する処置を行います。この治療の目的は、血栓塞栓症の再発を防ぐことを目的とした治療です。また、血栓溶解治療は再発の阻止にも有効だと言われています。肺塞栓症の治療では薬物療法が中心になります。


血液の凝固作用を抑制または阻止する抗凝固療法に使用される薬物の一部には、副作用として脳出血などを引き起こす可能性があると言われます。肺塞栓症の治療に使用される薬物は、血液を固めない働きを促すものなので、逆に、出血傾向を起こしやすくなります。


抗凝固の為の薬物療法の効果は高い為、治療を中断すると再発のリスクが高まることは既に良く知られています。副作用のリスクがあっても長期間投与することが最善であることは間違いなく、現在では、投与期間は6ヶ月がベストとされています。


肺血栓塞栓症が肺の広範囲にわたって発症している場合、発病の初期段階で血管を塞いでいる血栓の溶解や除去がうまくいけば、予後は良好で、生存率も改善されると言われています。急性期の死亡率は10%と高い為、早期診断と治療が大切になります。

 



 

血液 血管の病気記事一覧

  • 血管の老化を防ぐ方法
  • 肺梗塞の症状と原因と治療について
  • 貧血はヘモグロビン濃度(数値)の低下から
  • 血友病の症状と治療について
  • 肺血栓塞栓症の治療と副作用や予後について