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糖尿病昏睡の症状と治療法について


糖尿病昏睡は、血糖値が非常に高くなることで、尿の量が増えその為脱水を起こし、意識障害に至る疾患です。脱水から体の中の電解質のバランスが崩れ、重症になるとショック症や昏睡状態に陥る事もあります。


インスリン注射をしている糖尿病に多いケトン性糖尿病昏睡と、潜在性あるいは軽症の糖尿病の多い非ケトン性糖尿病昏睡があります。そのどちらも早急に治療を受ける必要があります。


ケトン性糖尿病昏睡は、1型糖尿病の人がインスリン注射を数日間行わなかった時によく見られます。インスリンホルモンの不足からケトンという物質が発生し、酸性傾向になっているのが特徴。


非ケトン性糖尿病昏睡は、軽度の2型糖尿病のある中高年の人達に良く見られます。虚血性疾患である脳梗塞や心筋梗塞にかかり、身体に十分な水分を補給出来なくなった時に起こりやすくなります。


ケトン性糖尿病昏睡と比較して脱水状態がひどいので、血糖値もさらに高くなり、800mg/dlを超えることがあます。喉が乾いた状態が続き、腹痛や嘔吐なが現れ、時間とともに重症化していきます。


低血糖症と違う点は、発作が現れるまで日数がかかるとことや、皮膚の乾燥が見られる点です。又、何らかの理由でインスリン注射の接種を中止していたり、糖尿病の他に病気を持っているのも特徴。


自覚症状として、激しい喉の渇きや胃腸の不調、全身に起こる倦怠感など普段と違う症状が感じられた場合、血糖値を測定し、異常に高い場合は医療機関での受診が必要です。


糖尿病専門院での治療が必要になります。脱水状態の対応として、点滴注射を補充しながら、速効型インスリン注射が接種されます。糖尿病の他に合併症が現れていれば同時に治療が行われます。

 



 

血糖値を下げる食べ方は脂質制限よりも糖質制限の方が効果的?


血糖値を下げる食べ方、ダイエット法として、低インスリンダイエット、アトキンズダイエットというのがあります。糖質を摂らない分、体重増加作用は軽くなり、血糖がよく下がることは事実です。


糖質を食べない分、代わりに食べるのが、ステーキなど動物性蛋白質になります。このダイエット法は、短期間で見ると糖を絞った方が痩せてみかけは良さそうですが、長期経過を観察した研究では、お肉を食べ続けた方が、心筋梗塞などで多く亡くなっているという報告が上がっています。


肉など低GI値を示す食べ物になりますが、GI値が低いからよい、高いからダメという事にはならないようで、大切なのはトータルで、バランスを見ることです。


AGE(終末糖化産物)のリスクから血管を守れる、老化が予防できると考えるのは短絡的で、糖質を摂らない分、コレステロールが入ればコレステロールから血管は障害され、酸化コレステロールは同時に糖化を受けることになります。


糖尿病増加の背景として、日常身体を動かさなくなりエネルギーを使わなくなったことと、もう一つは食べ物の影響が大きく関係しています。食べ過ぎだけでなく、食べ物自体の質の変化が大きいとされています。


主食の米や、大豆などのと良質なタンパク質が減少し、、油、特に動物性脂肪は戦後約4倍へ増加をしています。更に、間食が増え、ソフトドリンクなど甘味の強い習慣性のある飲み物が手軽に入手できるようになった食を囲む環境も大きく影響しています。


様々な要因が糖尿病の蔓延につながっているため、基本は、食事は満遍なくバランスよく、会話も楽しみながらゆっくり、身体によいものという観点で、トータルに考えることが大切なことになります。


特に糖質(炭水化物)は、形を変えて、習慣的に口にしてしまう事になるため、普段からセーブすることを意識しておくことが大切になります。





 

糖尿病性神経障害の症状について


糖尿病性神経障害は、糖尿病で起こる合併症の中でも特に多く見られるもので、自覚症状がなく、検査を行った段階で、程度の軽い症状の人を含めると、糖尿病に罹っている人の凡そ50%ほどにみられます。


症状がハッキリと出てくるのは、糖尿病にかかってから7年程経過してからで、足のしびれから始まって、重症になってくると歩行する事が困難になります。運動機能にも障害が現れてくるので、生活の質も著しく低下します。


神経障害は、身体を縦横に廻っている末梢神経に多く見られます。手足の神経を司っていることから、多くは、足のしびれとして出てきます。先端部に症状が見られるので、足先の感覚がなくなって、やがて全体に広がっていきます。


末梢神経の障害は、筋力量は十分あるにもかかわらず、起立したり歩行することができなくなることがありますが、これは感覚が失調している状態にあって、思った通りに身体が言うことをきかない状態になっています。


自律神経に神経障害が起こると、消化器系では、便秘や下痢、胃の拡張、蠕動運動が衰えて腸に食物が送れなくなる胃アトニーなどの症状が現れます。心臓や血管に関係する症状には、いわゆる立ちくらみ、痛みを感じない無痛性の心筋梗塞があります。


泌尿器のに現れる症状としては、膀胱の収縮力等を調節きなくなって排尿障害を起こしている神経因性膀胱や男性の場合では、勃起障害などあります。


末梢神経に障害が現れいる時は、末梢神経そのものが大変弱くなっているので、圧迫によって傷つきやすくなります。神経も炎症を起こしやすい状態になっています。


単発的に働きを妨げられたり損傷するケースも多々あり。中でも目を動かす筋肉をコントロールしている神経が麻痺状態になる事も多く、瞼を上げにくくなっていたり、下がったままの状態にある事もあります。





 

2型糖尿病の原因、肥満と過食について


2型糖尿病の原因には、生活習慣やライフスタイルの良し悪しが関係しています。脂肪分の多い食事や過食、栄養バランスの欠いた食べ物、運動不足やストレス過多な生活等、遺伝的要素もありますが後天的な要素がかなり大きなウェイトを占めています。


そして、肥満は、2型糖尿病へとつながる大きな原因になります。余分な脂肪、内蔵に多くの脂肪がきすぎていると、インスリン抵抗性が働き、細胞へのブドウ糖の取り込みが悪くなります。


過食の人は肥満傾向になりやすいですが、過食する習慣を持っていると、インスリンの分泌量が食べた分に追いつけなくなり、血糖値が下がらなくなる状態になります。


こうした状態が続くと、糖毒性といわれる現象から、細胞はブドウ糖を取り入れにくい状態になり、膵臓から分泌されるインスリン量も減ってきて、糖尿病を発症すると考えられます。


糖分の多い食べ物を口にしなければ糖尿病にならないと思い込んでいる人がいて、病名から誤解を招きやすいですが、米やパン、ジャガイモなどの炭水化物も食べると分解されて最終的にブドウ糖になって吸収されます。


また、米やパンなどの炭水化物を避けても、タンパク質や脂肪をその分多くとっては、意味がありません。過食は肥満につながり、肥満状態が糖尿病を引き起こしやすくなるからです。


糖尿病になると、エネルギー代謝の効率が下がるので、結果、タンパク質や脂肪も代謝しにくくなります。肥満や食事の面だけで見ると、糖尿病を予防するには、腹八分目を目安に、過食を避けることが大切になります。





 

低血糖の症状と対処法について


低血糖は、血中のブドウ糖の数値が60mg/dl以下にある状態をいいます。人の身体は、常時身体を動かすエネルギーを必要としている為、エネルギー源であるブドウ糖も一定の濃度であるようコントロールされています。


血糖値は、普通、長時間食事をしなくても60以下にならず、食後でも120〜130程度、多量の糖分をとっても160を超えないの普通です。高血糖は血糖値の数値が高い状態、低血糖は低すぎる状態で、両方とも心臓や血管に負担をかけ、低血糖の場合は、昏睡状態を起こす場合もあります。


低血糖の症状には、空腹感、心臓の鼓動がドキドキ感や冷や汗、ボーっとしたり、不安やイライラした感じが現れます。ひどくなると、脱力感や疲労感が強くなり、身体の動きも悪くなり、言葉もうまく発せなくなるという状態になります。


糖尿病患者が、薬を利用する時などに注意をしていないと起こりやすくなります。薬の投与後に、食事が遅れたり、通常よりも食事量が少なかった場合、薬の作用で血糖値が必要以上に下がった場合、又、誤って多くの薬を使用した場合等。


震えたり胸がドキドキして、額や手に汗が出る状態であれば、血糖値が下がりすぎでアドレナリンが出たことによる危険信号になります。血圧が急激に上昇する事から、心臓や血管に負担がかかってくるので、一回一回に重大な影響があると考えられるので注意が必要です。


低血糖に気づいたらすぐに甘いものを補給する必要があります。むかつきや吐きけ、食欲がないといった症状が低血糖の症状のこともあります。この症状が出ているのに食べないで血糖降下剤を使い続けると、ますます低血糖になることがあります。


高血糖であっても、食後の血糖値が220mg/dLを超えないようであれば問題はありませんが、300mg/dLを超える高血糖が続いている場合は注意が必要です。但し、血糖値を急いで下げすぎると、正常値であっても低血糖の症状が現れる事があります。


身体に負担をかけないように、時間をかけて、ゆっくりと血糖値を下げるようにする事が大切です。




 

糖尿病記事一覧

  • 糖尿病昏睡の症状と治療法について
  • 血糖値を下げる食べ方は脂質制限よりも糖質制限の方が効果的?
  • 糖尿病性神経障害の症状について
  • 2型糖尿病の原因、肥満と過食について
  • 低血糖の症状と対処法について