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網膜色素変性症の症状と治療について


網膜色素変性症は、左右の目の網膜視細胞が障害される遺伝性で進行性を伴った疾患です。網膜色素変性症で見られる主な症状は夜盲、視力低下、視野狭窄等で、特に初期症状としては、夜盲が多い。


学童期から青年期にかけて現れることが多く、数年から数十年と時間をかけて徐々に進行し、最終的には完全に失明する人もいます。原因とされる遺伝要因については、十分解明されていません。


眼底部に網膜の変性と骨小体様の色素斑が見られ網膜周辺部に起こりますが、次第に中央部にまで進行し、網膜血管の狭細化や視神経乳頭の黄色萎縮が見られます。


網膜色素変性症は、目に関係する病気だけでなく、脳波の異常、難聴、自律神経失調などを示し、脂質代謝異常や様々な神経系疾患、四肢筋のミオパチー、筋緊張性ジストロフィー、脊髄小脳変性症等を合併しているケースもあります。


現在のところ有効な治療法が確立されていないので、特定疾患の一つに指定されています。網膜色素変性症に罹っていても、気付かずに医療機関に罹っていない人も多いとされています。


治療としては、症状に応じての対策が行われます。ビタミンA、血管拡張剤、ホルモン製剤などの薬物療法や手術療法の他、移植、遺伝子、再生療法等、これからの研究による治療法の確立が期待されています。

 




 

緑内障の原因と治療対処法について


緑内障は、主に眼圧が高くなるために、眼球の奥にある視神経が圧迫されて障害をきたす疾患です。眼圧は正常範囲であっても視神経乳頭の弱さが関係して起こる場合もあります。症状として、視力の低下、視野狭窄、眼痛、頭痛などが見られます。


眼球内では、房水という液体が生成され常に循環しています。房水は眼球を内側から圧して、眼球に一定の張りを与えています。張った状態をつくっているのが眼圧で、常に10〜21mmHgの圧を保っています。


房水は、眼球内を循環しながら水晶体や角膜に酸素や栄養を運搬して、最終的に房水の排水口にあたる隅角から静脈へ排泄されますが、房水の排水ができずに眼球内に溜まった状態になると眼圧が上がります。


排水口の隅角が虹彩によって塞がれ、房水が流れないものを閉塞隅角緑内障、隅角は潤った状態であっても排水口のフィルターが目詰まりを起こし房水が溜まった状態になっているものを開放隅角緑内障と呼んでいます。


緑内障の発症の60%は、眼圧が正常範囲にあるにもかかわらず、視神経が障害される正常眼圧緑内障です。眼圧緑内障も他の緑内障と同様の症状が現れます。


緑内障の治療では、眼圧を正常に保ち、視神経の障害を防ぐことが目的です。眼球内に房水がたまってしまうのは、眼球内の循環障害が原因の為、循環障害の元になっているものを除去しないと、眼圧を正常に戻すこともできません。


正常眼圧緑内障の場合も先天的なものの他に循環障害が関係している事も考えらます。考えられます。眼圧が正常であっても、眼球に十分な酸素や栄養が届かなければ、視神経に障害が起こります。


房水の循環障害が起こる原因の一つは過度なストレスによる交感神経の緊張です。肉体的精神的ストレスや睡眠不足、身体の酷使は想定以上に大きなストレスを与える事になります。


又、循環障害を招く原因の一つに利尿剤の使用があります。利尿剤は体から水分を搾りとる作用がある事から、脱水を状態になり、血液の粘性が高まり、眼球内の房水循環循環にも影響を与えます。

 



 

ドライアイの原因と対策や治し方について


ドライアイは、涙の基礎分泌量が足りなくなったり、涙の成分の油分が少なくなる事によって目の表面が乾燥し、その為角膜が傷害を受けたり、目に様々なトラブルが起こる疾患です。


涙は、目にうるおいを与え、目に入ったごみや異物を洗い流したり、細菌を殺傷することで目を保護しています。又、レンズとして働いている角膜に、酸素や栄養を供給する働きがあります。


その為、涙の基礎分泌量減りドライアイになると、視力の低下や目の疲労、ゴロゴロする、ものがかすんで見えるなどの症状が現れてきます。


涙の分泌量が減少する原因で特に多いのが睡眠不足や目の酷使による涙不足です。目や身体に無理がかかると交感神経が緊張して、分泌能をコントロールしている副交感神経の働きが抑えられて、涙の分泌量が不足してきます。


また、空気が乾燥しやすい季節やエアコン等の使用で乾燥すると、涙の量が増えて、涙腺からの涙の供給が追いつかなくなりドライアイになります。


パソコンのモニター画面を長時間凝視する仕事をしている人は、気づかないうちに瞬きをする回数が減り、目が乾燥しやすい状態になります。


涙の蒸発が進むと、角膜は涙という保護膜を喪失し、同時に酸素不足になり、結膜にある毛細血管を広げ酸素を取り入れようとします。その為、白目が充血した状態に。


特に朝起きた時に充血がひどい場合は、薄目を開けたまま就寝している事が考えられるので、アイマスクを使って乾燥を防ぐことが大切です。目を蒸しタオルで温めるのも効果があります。


パソコンでの仕事は、肉体労働と違って、目や身体に独特の疲れを残します。日中の疲れは、なるべくその日のうちに解消することが肝心です。大切なポイントは、シッカリと睡眠を確保し、身体を温める事になります。


 



 

網膜色素変性症の症状と対処法について


網膜色素変性症は、左右の目の視野が次第に狭まってくる疾患で、年齢よりも早く、光を察知する視細胞の老化が進んでしまう事から起こります。遺伝性の病気で、失明となる目の病気の中で最も多いとされています。


網膜の視細胞が、時間をかけて変性してきます。網膜に色素が出てくるのが色素変性症ですが、初期の頃は、周囲が暗くなると見えにくくなる状態となり、次第に見える範囲が次第に中心部に狭まってくる視野狭窄へと進みます。


視野の中心部とまわりの部分が見えるのに、中間に見えない部分ができる輪状暗点は網膜色素変性症の初期症状と言われています。


見えない部分は次第に広がるようになり、進行すれば視野全体が見えなくなります。かん体だけでなく錐体もおかされるようになって失明する事もあります。当然病気の進行には個人差があります。


色素変性を起こしている眼底を観察すると、色素の斑点が出て汚れた状態になっています。病気はゆっくりと進行し、検査の期間が1年では、視野狭窄の状態もほとんど変わりません。


網膜色素変性症は、眼科に関する病気で唯一、国の難病指定を受けている疾患です。遺伝性の病気の為、現在ところまだ確実な治療法は発見されていません。その為、病気の進行のスピードを遅らせる事が大切になります。


強い光線が老化の進行を早める事がわかっています。その為、日中は、サングラスをかけるなどして、光の刺激を避けることが必要です。又、白内障などを併発しやすい事がわかっています。






 

結膜炎の原因と治療、対処法について


結膜炎は、目の眼球の表面とまぶたの裏側をつないでいる結膜に炎症が起こる疾患です。結膜炎は、目やにや充血などの不快感が強く、作業能率が低下したり、美容にも問題があります。


眼科の治療で患者数も多い病気であることから、自然と知られた病名ですが、感染性から乳幼児の場合には症状が悪化して失明に至るケースもあるので注意が必要です。


結膜炎には、急性、慢性という分類と、原因別として、ウイルス性、細菌性、アレルギー性の分類があります。特にウイルス性のものは、有効な治療法がない上、感染力も強いことから手洗いを励行するなどの予防対策が大切になります。


ウイルスやクラミジア、細菌による感染、アレルギーがよく見られます。アレルギーは、春季カタル、目薬によるかぶれ、春先に多いスギ花粉による花粉症が多く、目に痒みが出てくるのが特徴です。


どの原因にもかかわらず、目やに、目の充血、まぶたのはれ、涙が出る、目がゴロゴロする、結膜の充血や光の刺激に敏感になる等の症状が見られます。


結膜炎の治療は、原因によりその治療法も異なります。細菌によるものは抗生物質の目薬を点眼します。アレルギー、そのほかの炎症によるものは、ステロイド薬の目薬などにより炎症を抑える治療が行われます。


普通、2〜3週間ほどで充血や目やにはなくなります。但、ウイルスによるものには有効な治療法が現在もなく、抗生物質を使用した点眼で、細菌感染が広がるのを予防する対処がとられます。


結膜炎にかかったら、周囲の人にうつさなようにする事と、合併症を起こさないようにする事が大切です。





 

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  • 網膜色素変性症の症状と治療について
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