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伝染性単核球症の症状と治療について


伝染性単核球症は、EBウイルスによる全身感染症、扁桃腺やリンパ、肝臓、脾臓などが腫れる疾患です。若年齢層に多く見られ、唾液を介してり感染するといわれ、感染するまでに数週間の潜伏期間があります。


感染源であるEBウイルスは、ヘルペスウイルスの仲間です。感染は、接吻から感染することが多いため、伝染性単核球症の事を米国ではキス病と呼んでいます。


熱とのどの痛み、筋肉痛などで発症します。扁桃腺は、白や黄色の膜で覆われます。ときに大きく腫れて、呼吸困難になることもあります。首のリンパ節が腫れて、押すと軽く痛みます。


50%に脾腫を触れます。一時的な発疹を認めることもあり、肝臓の働きがわ悪くなることで食欲が低下したり、人によっては、1ヶ月以上発熱状態が続く場合もあります。レアなケースとして腸炎、心筋炎、脾臓破裂へ繋がるものもあります。


血液検査で、肝障害や異型リンパ球を認め、寒冷凝集反応やEVウイルスに対する抗体が陽性となります。予後は比較的よく、合併症を起こさなければ、熱は10日、他の症状も1ヶ月ほどで軽快します。


伝染性単核球症の治療では、対症療法が主になります。熱やだるさに対しては、カロナール錠などの解熱鎮痛剤を使用します。扁桃腺の腫れがひどくて呼吸困難があるときや、貧血や血小板減少が著しいときには、ステロイドを使用します。





 

インフルエンザの予防とマスクの効果について


インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる重篤な呼吸器系の疾患になります。症状は、呼吸器の症状にプラスして、高熱、全身に及ぶ倦怠感、筋肉痛、関節痛、頭痛等の症状が起こり、重症化しやすいのも特徴です。


免疫力が低下している高齢者や幼児は、脳障害を起こしたり、生命の危険を招くこともあります。ウイルスの感染力も非常も強い為、せきやくしゃみ、唾液の飛沫からでも感染してしまうので、感染の広がりも早くなります。
インフルエンザウイルス自体は、低温、低湿で増殖する勢いが増してしまうので、冬場に流行しやすくなります。

 
インフルエンザを予防するのに、ココ数年では、マスクの使用が見直されています。マスクは、空気中の微細な浮遊物が体内に取り込まれるのを防いだり、口や鼻からの分泌物などを周囲に撒き散らさないようにする効果が再評価されています。


市販のマスクでも、ウイルス99%を防ぐというものもあり、そこまで防げなくても、免疫の最前線である喉や鼻の粘膜を冷気から守ったり、花粉やチリなどの分子の大きい汚染物質を取り込むのを防ぐなど一定の効果が期待できます。


マスクによって、吐息の水分と温度がマスクに吸引され、この水分と温度がは息を吸う時に息の中に取り込まれます。インフルエンザウイルスは、温度と湿度に弱い事から、ウイルスが増えるのを防いでくれます。


効果的なマスクの使い方は、顔にシッカリフィットするタイプを選ぶことが基本です。そして、清潔を心がけ、毎日取り替えるようにしましょう。なるべく使い捨てタイプのものを選ぶことです。


 




 

水痘の症状と治療対処法について


水痘は、水痘・帯状疱疹ウイルスの感染で起こる疾患です。年齢では10歳位までにかかる人が多いですが、大人でも時々見られます。又、大人や免疫力の低下した人が水痘にかかると重症になるケースが多くなります。


一度感染するとと二度とかからないと言われていますが、感染しても発症しないだけのことで、大人になってから潜伏していた水痘ウイルスの再活性化で三叉神経や顔面神経にそって帯状疱疹が発現します。


ウイルスの感染から2週間ほどで、腹部や背中に発疹があらわれ、一日で全身に広がっていきます。発疹は2日〜3日ほどで、水泡疹からかさぶたになります。粘膜疹は頬粘膜、舌粘膜、口唇粘膜のアフタ様のものが見られます。


粘膜疹の周囲には、紅い部分が明瞭に見られますが、大きな潰瘍を形成することはなく、皮膚の発疹よりも早く、症状を残さず治癒します。発熱は、子供の場合は、38度ぐらいでますが、大人の場合は40度近くの高熱となる場合もあるので注意が必要です。


治療は、水痘ウイルスに効く薬はない為、対症療法のみですが、口腔粘膜に関しては、洗浄と含嗽を行って二次感染を予防する事になります。熱が出ている時は安静にして、痒みが強い時は抗ヒスタミン剤や抗生物質の軟膏を使用します。

 



 

結核性リンパ節炎の症状と治療法について



結核性リンパ節炎は、結核菌がリンパ節に感染して起こる疾患です。多くは頸部リンパ節に起こります。リンパ節の部分が赤く腫れ、腫れたヶ所に痛みをともなうのが特徴です。


感染巣の肺の組織から口腔粘膜や咽頭粘膜へと伝わって、二次的に頸部リンパ節に感染するケースと肺組織に感染巣がを認められず、結果性リンパ節炎として症状が現れる場合があります。


炎症を起こしているリンパ節は硬くなり、多くの場合は、痛みを伴います。顎の下あたりに腫れが見られる事が多く、リンパ節があるヶ所の皮膚は、赤みを帯びて腫れる事もあります。


風邪に関連する上気道炎から起こるリンパ節の炎症と違って、上気道炎自体が治まっても、症状が続く場合は注意が必要です。又、身体がだるい状態や咳や痰が14日間以上続いている場合には、肺結核の可能性もあります。


結核菌保有者と接触した事があるかどうか、過去に結核菌に感染した事があるかどうかを確かめる必要があります。胸部X線写真や喀痰検査、ツベルクリン反応検査が必要になる為、結核性リンパ節炎の疑いが持たれたら医療機関での診断が必要になります。


結核の診断が下されたら、専門医での抗結核薬による治療が必要になります。結核性リンパ節炎は、適切な治療により治癒してく疾患ですが、中途半端な治療を行うと再発の可能性が出てきたり、耐性菌ができてしまう事も考えられるので注意が必要です。





 

手足口病の症状と治療や対処法について


手足口病は、5歳迄の乳幼児に多発し、手のひら、足の裏、口腔の粘膜に水泡性の発疹が現れてくる疾患です。季節では、夏場に流行することが多いですが、冬季においても流行する事もあります。


原因は、コクサッキーウイルスA16や、エンテロウイルス71などの飛沫、接触、糞口感染が知られています。従って、集団生活を送る幼稚園や保育施設では飛沫、接触だけに限らず、排泄物を処理した手指等から感染します。


乳幼児の場合は、年齢的にコクサッキーウイルス、エンテロウイルス感染した経験がなく身体に免疫がつくられてない事から、手足口病にかかった人が現れると、集団感染を起こしやすくなります。


ウイルスの潜伏期間は3〜5日で、特徴的な症状として、手のひら、足の裏に数個の小水泡が散在性の口内炎や発赤が生じますが、初期には口の中でも小水泡が見られます。


発熱する事もありますが、通常は高熱に至りません。また、咽喉の痛みの為、摂食が不十分になる事もあります。通常は、1週間内に治る病気ですが、希なケースとして髄膜炎、小脳失調症、脳炎等を起こす事もあります。


特効薬がない為、栄養の補給、安静などの対症療法が治療の主体です。合併症を避けるために、高熱や発熱が続く場合、嘔吐、頭痛、呼吸数の増加や応答が良くない場合は、直ちに医療機関にかかるようにしましょう。


手足口病は、多くは手を介して感染していくので、予防の為には、十分な手洗いが必要です。特に排便後の手洗いはシッカリと行うようにしましょう。



 

感染症記事一覧

  • 伝染性単核球症の症状と治療について
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