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一過性脳虚血発作は、脳梗塞の前触れ症状


一過性脳虚血発作、TIAは、脳梗塞の前触れとなる症状です。その為、脳梗塞で現れる症状、しびれや片側の麻痺症、歩行困難、ろれつが回らなくなったり、会話が不能、言葉の喪失や、めまいなどが現われます。


TIAでは、脳梗塞でみられる症状が現れても、発症から15分以内、長いケースでも24時間以内に症状は、なくなります。但し、症状がおさまったとしても、引き続き、脳梗塞を起こす危険性は極めて高い状態になります。


統計では、凡そ30パーセントの割合で、本格的な脳梗塞を引き起こしてしまう危険性が高くなります。又、逆に脳梗塞を起こした人の25パーセントに一過性脳虚血発作を起こしているとされています。


TIAの特徴を良く知って、症状が短時間で改善されたとしても、脳梗塞のリスクが極めて高いことを認識して、早急に専門医の診断を仰ぐことが、きわめて重要です。特にTIAの直後は、脳梗塞を起こす危険度が極めて高いとされています。


首の周囲、頸動脈にできた動脈硬化が、TIAの主な原因です。頸動脈にできた血栓が血管から剥がれおち、それが血管内をながれることで、脳の臍動脈を詰まらせる元になります。血栓のサイズが小さいと短時間で溶けることから症状も一時的なものになります。



 

脳卒中の後遺症とうつについて


脳卒中後に起こりやすい後遺症としてうつがあります。発症前では、普通に不自由なく生活していた人が、会話ができなくなったり、一人で用をたすことが難しくなることなどは、精神的なかなりのショックを与えるものです。


日常の不可能感から生じるうつの状態だけでなく、脳機能障害から起こるうつなどがあります。又、脳卒中になると、感情面に安定をかくようになったり、些細な事にも固執するようになり、トラブル発生の元になります。


うつと並行して、感情が安定感を失う、感情障害が現われます。意欲の低下から、表情の喪失、ちょっとしたことで、笑う、泣く、恐怖心を感じたりなどの感情失禁と呼ばれる状態も現れます。


人により、症状の状態により、妄想や幻覚症状が現れてくることもあります。幻覚は実際に存在しないものが、聞こえたり、見えたりする現象。妄想は実際にはありえなことを、確信し、それを第三者にさも実現しているように話すこと。


感情面での障害は、治療は難しいですが、治療のできる感情障害もあるので、専門医で、正しい診断をしてもらうことが大切になります。又、脳卒中にかかった後のうつ病については、薬物療法による対処法で、治療が可能とされています。




 

ラクナ梗塞の症状と原因について


ラクナ梗塞は、脳の毛細血管に動脈硬化から血管の詰りを起こしてしまっている状態のことをいいます。脳動脈は、枝分かれしながら次第に細くなっていますが、ラクナ梗塞は、枝分かれした細い部分に起こります。


高血圧症に対する管理が、十分に実施されていなかった頃には、最も多かった脳梗塞がラクナ梗塞ですが、現在では、ラクナ梗塞での脳梗塞は減っていて、その代り、アテローム血栓性の脳梗塞の割合が増えています。


血圧が高い状態が長期間続くと動脈硬化が進行します。そして、高い圧力に接している血管は、次第に肥厚するようになり、血液の通り道を狭まる結果となり、次第に血流がストップする状態を招きます。


酸素や栄養が十分に届かなくなると、その先にある細胞の壊死を招きます。ラクナ梗塞では、病巣部が小さいので、致命的なダメージを受けることはないですが、少しずつ症状が進行することとなり


詰まるカ所の範囲も数も増えた状態、多発性脳こうそくとなり、認知症、言語障害、運動障害、嚥下障害などの症状を招くことになります。


ラクナ梗塞の場合も、眠っている時間帯に発症しやすい傾向があります。又、起床時にも発症する場合もあります。ラクナ梗塞は、その症状は、次第にひどくなる、プロセスを辿ります。






 

一過性脳虚血発作の症状と対処法について


脳卒中のなかには、脳出血と脳梗塞がありますが、最近、増えているのが脳梗塞です。一過性脳虚血発作は、発作を起こしてしまう前の前触れの症状として、注意をしておく必要があります。


動脈硬化を起こしている血管壁から血栓が剥がれることから、それが脳の血管に運ばれて、ひっかかって起こります。他には、血管壁が痙攣した状態になることで、血圧が急低下することから起こる場合があります。


一過性虚血発作を起こすと、軽い言語障害、半身不随、又、片目の視野が喪失する、めまい、軽い知覚麻痺などが数分から数時間の間隔で起こります。発作は、一時的で改善するため、重篤な症状につながる前にシッカリと対処しておく必要があります。


発作を起こした時には、身体を安静にして、倒れたところで、そのまま身体を横にして、身体を温め、身体がユッタリとした状態にすることが大切です。早期に専門医の診断と治療を仰ぐことが大切になります。


本格的な脳梗塞へと進行してしまうと、生命を失う危険性が高くなります。たとえ命が助かったしても、重篤な後遺症から、その後、不自由な体となることがあるので


特に高血圧や脂質異常症、糖尿病などの疾病を持っていて、脳梗塞のリスクが高いと思われる人は、一過性脳虚血発作の症状を詳しく知って、万が一起こった時には、理にかなった対処法を取れるようにしておきたいものです。



 

脳梗塞の再発と重症化した症状について


脳梗塞は、一度かかるとその後シッカリとした対処を行わないと、3年から5年程の間で再発する確率が非常に高くなります。


動脈硬化の進行で、絶えず血管がつまりやすい状態にある為に、根本的には、血管細胞のリニューアルを意識することで、根本的な改善が必要になります。


脳梗塞が再び起こると一度目に詰まった場合よりもその症状はひどくなると傾向があると言われています。


再発を起こす箇所も前回と同じ箇所の血管に詰まりが起こるというよりもあらたに別の血管がつまってしまうケースの方が多いようです。


脳梗塞が再発してしまう場合、一度起こした型と同様の種類の脳梗塞が起こすことが多いようです。特に心原性脳塞栓症は再発した場合、再び心原性脳塞栓症であることが多い傾向があります。


脳梗塞の再発で、特に注意をしなければならない時期というのは、初めの脳梗塞をおこしてから一年ほどの期間です。


再発は恐ろしいといわれていますが、それは、二度の目の方が症状もより重症になる危険があるからです。脳梗塞が再発をして梗塞の部位が広がると、脳の障害が広範囲に及び、症状がひどくなりやすいです。


人によっては、認知症の症状がでてきたり、仮性球麻痺になることです。片麻痺が重症化したり、身体の両側にマヒを起こしたり、運動神経が低下したり、そのまま、寝たきりの状態になることもあります。


脳梗塞の再発から起こるこのような深刻な状態を予防する為には、本人ももちろんですが、周囲の人も意識して、再発予防を心がける事が大切になります。

 

脳梗塞記事一覧

  • 一過性脳虚血発作は、脳梗塞の前触れ症状
  • 脳卒中の後遺症とうつについて
  • ラクナ梗塞の症状と原因について
  • 一過性脳虚血発作の症状と対処法について
  • 脳梗塞の再発と重症化した症状について