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甲状腺がんの症状と治療について


甲状腺がんは、若い女性に比較的多く見られるがんです。全がんの1%程度になりますが、最近、日本でも増加傾向にあります。甲状腺がんは悪性度が低く、経過は長いですが予後は良いのが特徴。


甲状腺がんになると、がん組織が大きくなるに従って、一般に甲状腺のある頸部の前面がはれてきます。このはれかたは全体的にはれるのではなくて、一部分が不規則にはれ、しかもそこが異常に硬くなります。


専門医であれば、触診によりある程度のがんの診断を下すことができますが、確実に診断するには、疑わしいヶ所を細い針を使って吸収し組織を検査します。甲状腺は体中でヨードを取り込む唯一の器官なので、この性質が診断や治療にも利用されています。


発見するのが難しい種類のがんのため、がんが出来ていてもかなりの年数が経過してから発見されることが多いのも特徴です。たとえ、予後の良いがんであっても、加齢にともなって未分化のがんに変わっていく事もある為、早期の治療が必要。


がんが甲状腺に限られている場合は、簡単に手術でなおりますが、肺や骨に転移を起こすまで進行している場合は、完治させることは難しくなります。未分化していないがんについては、がん組織の切除が行われます。


転移した甲状腺がんの治療法には、ホルモン作用を利用したアイソトープによる治療があります。また甲状腺を全て除去したのちに甲状腺ホルモンを多量に服用させて、脳下垂体からの向甲状腺ホルモンの分泌をおさえ、がんの再発を予防する方法などもあります。








 

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