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過敏性腸症候群は食事とストレス管理で対処


過敏性腸症候群は、腸管自体には特に異常が認められないのにもかかわらず、便秘、下痢腹痛、ガスがたまるなどの症状を伴う疾患です。現れる症状によって、主に3つのタイプに分けられます。


コロコロとした固い便を少しだけ便秘型、強い腹痛の後で粘液性の下痢便をする下痢型、腹部に重苦しい痛みがあり、数日間便秘状態が続いた後に下痢が数日間続く、便秘と下痢が交互に現れる不安定型です。


過敏性腸症候群は、腸自体にはダメージを受けていないので、多くはストレス管理や食事療法を行う事でコントロールすることができます。特に消化管は自律神経の支配を強く受けているので、ストレス管理が大切。


ストレスを受けると交感神経が緊張して副交感神経の働きが抑えられるため、便秘になったり、消化機能が低下して食欲もなくなってしまいます。身体は、交感神経緊張状態から逃れようとして、副交感神経反射を起こして腸管の蠕動運動を促し、腹痛や下痢がもたらされる事になります。


ストレスが一過性であれば、自律神経のバランスは回復して症状もなくなりますが、1月単位で症状が持続した状態であれば自律神経は乱れたままになり、下痢と便秘を繰り返すようになります。過度な緊張を感じる事象については、前もって対処する必要があります。


食べ物の管理は、お腹の不調を生じさせる食べ物の特定が必要です。自分なりのパターンがあるため、詳細な記録でなくても、お腹の不調を感じた時には何を食べたかの記録をとっておくことが大切になります。


腸内環境を整えるのに効果的とされる食物繊維も、下痢や便秘の他に張りを感じる人にとっては、負担となる場合もあるので、摂取量については注意が必要です。水溶性食物繊維は下痢の改善に、不溶性食物繊維は便秘の改善に役だちます。


夜更かしは自律神経のバランスを乱す元凶です。最低でも12時前までに床につく事が大切です。体は積極的に温めたほうが良いので、カイロでお腹を温めたりするのも効果的。又適度な運動は、ストレス緩和や腸の働きに刺激を与えてくれ、過敏性腸症候群の改善に役立ちます。

 



 

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