スポンサードリンク

すい臓がんの症状と手術による治療について


すい臓がんは、すい臓の上皮細胞に発生する悪性腫瘍です。頭部のすい管にできるタイプが大部分で、すい臓がん全体の80%程度になります。自覚症状は現れにくいため、がんが発見された時はかなり進行している場合が多くなります。


一般的な症状として、食欲不振、胃や腹部上部の不快感や体重減少等が見られます。その中でも唯一特徴的な症状は黄疸です。すい頭部にがんが出来た場合、すい管に詰まりから起こるもので、皮膚や白目が黄色みを帯びたり、尿の色が濃くなったり、体が痒くなったりします。


喫煙ががん発症のリスクを高める事は間違いないといわれていますが、高齢、家族歴、男性、糖尿病があるなどは、発がんとの関係が明確に証明されていないため、ハイリスク群が対象にした検診を行うことができません。

 
早期のすい臓がんのサイズは、2cmの程と小さい為、CTや超音波検査だけでは、がんを特定することは難しく、MRI、内視鏡的膵管造影、腫瘍マーカーを使用した詳細な検査が必要になります。


すい臓がんの治療の基本は、病巣を切除する外科的治療です。がんの大きさや広がり度合いなどをみて手術が可能と判断されれば切除を行います。進行がんであっても、切除したほうが、切除しないより、生存率が高いことがわかっています。


すい臓内にがんがあり、周囲に広がっていない場合には、病巣部を切除します。ただ、すい臓がんは周囲の組織に広がりやすい事から、がんを完全に切除してしまうことは難しくその為、切除する範囲は広くなります。がんがすい頭部にできている場合は、すい臓、十二指腸、胃の一部、胆のうなどの組織が切除されます。


すい臓全体にがん細胞が広がっているケースでは、すい臓の全摘手術が行われます。切除することが難しい場合は、化学療法や放射線療法を行われます。最近では、両方を同時に行う化学放射線療法が主流です。


 



 

スポンサードリンク
このエントリをはてなブックマークに登録  このエントリをlivedoorクリップに登録  この記事をPOOKMARKに登録する  newsing it!