スポンサードリンク

貨幣状湿疹の症状と治療について


貨幣状湿疹は、コイン状(10円玉サイズ)の丸い皮疹の形状から名付けられた湿疹がいくつも身体の発生し、強いかゆみとともにジクジクした黄色い滲出液が出てくるものです。


高齢者の皮脂欠乏性湿疹に引き続いて起こるとされています。空気が乾燥する季節など皮膚の乾燥から発症する事が多いとされ、その他、虫さされや細菌感染から起こる事もあります。


主に膝の裏側に発症する場合が多く、かきむしる事で細菌感染が拡大し、貨幣状の丸く拡大した湿疹が広がっていきます。


貨幣状湿疹はサイズも形態もコインの形に似ています。中心部がジクジクした状態で、小さな水ぶくれが集まった状態になっています。強いかゆみを伴い、掻くことで全身に広がる事も事もあります。


また、長期間にわたり症状が続くのも貨幣状湿疹の特徴です。かさぶたができても、ジクジクした状態が治まるうちにかさぶたが剥がれてしまい、常時、体液が分泌する状態が続くケースもあります。


軽いものは副腎皮質ホルモン剤の外用薬を塗り、ジクジクした状態がひどい場合は、亜鉛化軟膏を重ね塗りする事もあります。痒みが起こっている場合は、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤が使用されます。


掻いたまま放置していると、湿疹が分厚くしこりのようになってしまい、治療を行うのも難しくなってきます。炎症がおさまったら、バリア機能の低下や掻くことを防ぐ目的で、保湿する事が大切になります。


貨幣状湿疹は、初期の段階でしっかり治療を行う必要があります。皮脂欠乏性湿疹やかゆみがひどい場合は、掻きむしる事で自家感作性皮膚炎へつながることがあるので、注意が必要です。

 



 

スポンサードリンク
このエントリをはてなブックマークに登録  このエントリをlivedoorクリップに登録  この記事をPOOKMARKに登録する  newsing it!