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耳下腺炎の症状と原因や治療について


耳下腺炎は、唾液を分泌する唾液腺の一つである耳下腺に炎症が起こる疾患です。そして、流行性耳下腺炎と反復性耳下腺炎の二つに分けられます。


流行性耳下腺炎は、左右の耳下腺が痛みをともなって著しく腫脹することが多いため、俗称、おたふくかぜとも呼ばれています。ムンブスウイルスの接触、唾液飛沫などによる伝染性の病気です。


大人がかかると耳下腺だけでなく、睾丸炎、卵巣炎などを起こし、不妊の原因になる場合があります。好発年齢は5〜9歳ですが、大人の場合は、症状も重くなる為注意が必要です。一度かかると免疫を獲得するので二度とかかりません。


反復性耳下腺炎は、肉体的疲労やストレス等、免疫力低下時に、口腔内の細菌が耳下腺の導管から侵入し、慢性的な炎症を起こすものです。10歳未満の子供に多く見られますが、大人がかかる場合は女性に多く見られます。


流行性耳下腺炎は、2〜3週間の潜伏期間の後、倦怠感などの前駆症状に続いて発熱、頭痛、片側または両側耳下腺に痛みを伴った腫脹が現れてきます。


耳下腺の腫れた状態は、3日ほどでピークを迎え、通常1週間ほど経過すると徐々にひいていきます。耳下腺は唾液の分泌に関係している為、食事時など、唾液の分泌が促されると痛みを感じます。


反復性耳下腺炎の場合は、流行性と同様に発熱、頭痛、耳下腺の腫れ等が見られます。炎症がひどい場合、腫れている耳下腺を押すと耳下腺導管開口部より膿が出てくる場合もあります。


反復性耳下腺炎の治療では、抗生物質や消炎鎮痛剤を服用が主になります。膿がたまっている場合は必要に応じて切開などの手術が行われます。一般に抗生物質の効果が現われると一週間以内に症状がおさまることが多いです。

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)そのものに効果のある治療法はなく、対症療法が主体となります。カラダを安静にした状態で、鎮痛剤、解熱剤などが投与されます。

 



 

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