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多発神経炎の症状、原因と治療法について


多発神経炎は、何らかの原因により末梢神経が障害を受ける事で現れる炎症疾患です。末梢神経障害の中でも特に多く見られます。そして、障害を起こしている神経の広がり具合により、多発神経炎と多発神経根炎の2種類に分けられます。


神経炎を起こす原因は様々で、感染性、免疫系やホルモン系の異常、ビタミンB群欠乏による栄養障害、遺伝的要素、糖尿病から起こる合併症、鉛やヒ素などの有害金属や薬の副作用などがあります。発症原因により、症状も異なる場合もあります。


広い範囲にわたって末梢神経に障害が見られると、感覚障害が左右対象に現れるようになります。手足の末端部に痛みやしびれの症状が現れ、また運動麻痺や手足の先に力が入らなくなるなどの症状が見られます。


痛みやしびれ等の感覚麻痺は、原因により急に始まったり、時間をかけてゆっくりと現れたりします。多くは両足のしびれ感で始まり、手先の方へと現れてきます。


手足の先端の方が障害の程度が強く現れます。また、手足の力が低下して、足先がだらんとするようになり、歩行や文字を書く事が難しくなってきます。


又、麻痺が急激に拡大していく事もあり、その場合、呼吸困難が生じるため、危険な状態になることがあります。有害金属による障害やアルコールが関係している場合は、激しい痛みが手足に現れる事もあります。


中毒を起こしている場合は、原因となる要素を速やかに排除していくことが大切で、そうした対処を行った上で、向神経ビタミン剤、ステロイド剤、血流を改善する為に血管拡張剤等を使用します。


糖尿病など他の疾患が原因になっている場合は、その治療が必要になります。麻痺の回復には、マッサージやリハビリなどの理学療法が行われます。神経炎から筋肉の萎縮が見られる場合は、運動訓練が必要になります。




 

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