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手根管症候群の症状と治療、手術費用について


手根管症候群は、手首の手のひら側を通る手根管の中を通っている正中神経がさまざまな原因により圧迫を受け、手指の痺れを起こしたり、親指の付け根の筋肉が縮まって、指先で物を掴むのが難しくなる等の症状が現れてくる疾患です。


”正中神経というのは、皮膚の感覚、運動をコントロールしている神経で。頚髄、胸髄から出て、指先迄通じ、腕を通っている神経の中で一番大きな神経になります。”


中年以降の女性に多く見られます。様々な原因が考えられ、一つの原因に特定する事はできません。腱鞘炎からの関連で起こったり、骨折から腫れや直接、神経を圧迫する事で起こったり、リウマチの一症状として現れる場合もあります。


手のひらのしびれが主な症状です。日中にはあまり現れず、早朝や夜間に見られるのも特長です。手のひらを使う動作や手仕事等をしているとしびれた状態が強くなります。状態が悪くなると1日しびれた感じが現れてきます。


しびれた状態が長期にわたって続くと、親指を支えている筋肉が縮まり、筋力の低下から物をつまむという動作ができにくくなります。


電気信号を送っても伝わる速度が低下しているので、手根管症候群かどうかは、検査を行うと診断がつきます。


治療法として、腱鞘炎が関連しているものは、局所の安静、湿布、消炎鎮痛剤、ビタミン剤の投与、ときに正中神経の周囲に炎症をおさえる副腎皮質ホルモンの注射が行われますが、効果が見られない場合や筋肉の萎縮度がひどい場合は、神経の圧迫を緩める手術が行われます。


手根管症候群の手術費用は、日帰り手術ができ、両手合わせて2〜3万円の費用がかかります。術後は、2週間程の通院が必要になります。予後は、一般に良好ですが、筋肉の萎縮が強いと回復が悪い事もあります。




 

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