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副甲状腺機能亢進症の症状と治療について


副甲状腺機能亢進症は、過剰に副甲状腺ホルモンがつくられ、そのために血液中のカルシウムが増加していく疾患です。血中のカルシウム濃度の増加は、尿路結石、腎機能の低下を招きます。


亢進症を起こす原因には、副甲状腺ホルモンの腺腫、がん、肥大などが関係していると言われていて、そこでホルモンが作られすぎるために起こります。


症状としては、血中のカルシウムが増える事で、高カルシウム血症の症状が見られます。脱力感、食欲不振、便秘、体重減少、筋肉痛、関節痛、腹痛、筋力の低下などが起こり、吐き気を伴うことがあります。


骨量が減ることで骨粗鬆症となり骨折が起こりやすくなります。また、腎臓から多量のカルシウムが尿中に出るために腎臓結石ができやすくなり、重症になると腎石灰化症という状態になって、腎臓自体にもカルシウムが蓄積し腎機能が低下します。


治療としては、早期に対処する事が必要で、副甲状腺の腫瘍を外科的に除去する必要があります。肥大した副甲状腺を発見するまでが困難を要しますが、発見された後は腫瘍の摘出は比較的容易と言われています。


対処が遅れてしまうと腎臓の働きも次第に悪くなり、ついには尿毒症になり、尿毒症から生命の危機を招く必要がありますが早期の段階で専門医の診察を受けることが大切になります。






 

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