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低体温症の原因と症状について


低体温症では、身体の中の様々な化学反応がスムーズにいかなくなります。医学書によると人の体温は、36.8℃とされています。36.8度は、身体の中の酵素反応が良くなり、活発に働いてくれる状態になります。


身体の温度が下がってしまう事で、低体温症となると、それに従って酵素の作用が悪化していき、細胞の新陳代謝の流れが悪くなる事で、免疫の働きも下がってきます。


低体温症は冷えと症状が似ていますが、冷えの場合は、、自律神経失調や心臓の機能が弱かったり、貧血症や動脈硬化などで血流が悪くなると体温の分布にムラが起こり、手足など末端を中心にして身体の一部に慢性的な冷えを起こす状態を言います。


身体全体に起こる慢性的な冷えは、東洋医学では、冷え症としてとらえていますが、西洋医学の診断には冷えという考えそのものがありません。東洋医学でいう冷えは自律神経失調症からくる不定愁訴の一つの症状として捉えられています。


低体温症というのは、身体全体に起こる冷えとも言えます。冷暖房完備で汗腺の働きがうまく機能しなくなったり、長いこと冷気にさらされたりなどで、体温のコントロールがうまくいかなくなったりして、通常の身体の体温が維持できなくなった状態です。


身体の一部分に起こる冷えを自覚する冷え症とは異なって、多くの人のケースでは冷えを起こしているといった感覚はありません。の自覚はありません。


科学的な解釈から捉えられた低体温症は、身体の深部に当たる体温が、35cを下回る温度となり、温度が低い状態をそのままにしておくと、生命の危険に関わる症状のことを言います。


身体の深部が冷えている低体温症は、万病の元です。体内では、酵素を触媒として、いろいろな代謝が行われます。酵素の作用により、細胞の新陳代謝、食物の消化吸収、免疫力の活性などが正常に作用します。


低体温症で、体温が36度をきってしまうような状態になると酵素活性がうまく働けず、いろいろと弊害が起こってきます。


体温が低くなると腸内では腐敗菌が増えて異常発酵をおこし、腸管免疫も低下する、女性ホルモンの分泌が衰えて卵巣機能が低下し、生理不順や不正出血、生理痛、不妊症につながる、免疫を弱め、アレルギーや免疫病、風邪などを始め感染症にかかりやすくなります。


細菌やウイルスに感染して熱が上昇していく症状も、身体の生体防御反応によるものです。体内温度が高くなってくるとウイルスや細菌の働きが弱体化すると同時に、外敵を攻撃する免疫の働きも高まることによります。


低体温症を予防するには、普段の生活のなかでも身体を冷やしてしまうようなことをできるだけ避けることが大切です。冷たいものを食べないようにするとか、冷たい外気に触れないようにするなどに注意することが大切です。

 

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