腎臓結石の症状と治療について
腎臓結石は、腎盂や腎杯にカルシウムなどの塊ができるものです。結石となる人のおよそ80パーセントが男性で、年齢的には20代から30代位から石ができやすくなるようです。腎臓結石の蓚酸カルシウムがその大部分になります。
結石の状態は、砂のような細かいサイズのものから、腎盂全体にはまりこんでしまうような非常にサイズの大きなものまでありその数も1個から数十個に至るものまで様々です。
腎臓結石の原因とされるのが尿中に含有しているる尿酸やシュウ酸、リン酸といった成分にカルシウムがくっついて硬い石をつくります。石ができるのは、カルシウムや尿酸、シスチン、シュウ酸などの代謝異常が関係しているといわれています。
腎臓結石では激しい痛みの症状が特徴ですが、石があっても動かない限り痛みはおこりません。結石が腎臓から尿管へ移動してひっかかると、背中やわき腹に激痛を起こし、血尿などの症状が見られます。
痛みが現れる箇所は、脇腹、腰、背中などです。身体を使うといっそう痛みがひどくなります。また、石が尿管の方へと動いて尿管がつまってくると、腎盂などにおしっこがたまってくることで痛みの症状のひどくなります。
背中や腰、脇腹などが痛みます。身体を動かすとさらに痛みが増します。また、血尿が見られることもあります。結石が尿管に移動して尿管を詰まらせると、腎盂や腎杯に尿がたまり、激しく痛みます。
腎臓結石で行われる治療では、内視鏡を使用する治療や衝撃力を使用して石を細かく砕いていく方法があります。石がうまくくだけない場合は、開腹手術による治療が行われます。
食事療法を行うことは非常に大切で、特に食物繊維を普段より多めにとることで、尿中のカルシウム量を減少させてくれます。硬水は、食物に含まれているシュウ酸の吸収を防をほどよく防いでくれます。
動物性タンパク質の過食は尿酸を増やしてしまう為できれば植物性のタンパク質に変えるようにしましょう。また、腎臓結石は脂質が増えると起こりやすい傾向にあり、お酒などを飲む人の場合、結石が出来る確率は数倍に高まります。
