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急性膵炎の原因と治療について


急性膵炎は、様々な原因で活性化された膵臓の消化液により自分の膵臓が消化されてしまい、膵臓や他の臓器に炎症と障害が引き起こしてしまう病気です。


膵臓の働きには消化酵素を含んだ膵液を製造し、できた消化酵素を十二指腸に送り、胆汁と一緒に、タンパク質、糖質、脂質などの栄養素を分解し、消化をしていく大切な役割を行っています。


他の働きとしてブドウ糖の代謝に必要なホルモン(インスリン)を分泌して、血中のブドウ糖の値をコントロールして血糖値を安定させるなど、生命維持を行うのに大事な役目を果たしています。


急性膵炎は、脂質異常症や、細菌感染、胆のう炎、胆石、胆管炎、胆管閉塞などの胆道系疾患、血行障害、また、アルコールや高脂質の食べ物を多量に食べることから起こります。


急性膵炎で良く見られる症状は、腹部上部の激しい痛みです。急性膵炎から起こる腹痛は、みすおちから始まり、肋骨の下のへりに沿って左側腹部、背部に放散する痛みです。その痛みの多くはかなり激しい痛みとなります。


急性膵炎の症状が重くなると、腹部の激しい痛みに加えて発熱、悪寒、冷や汗、嘔吐、頻脈、チアノーゼ、血圧降下などからおこるショック症状があります。


一般に膵炎を判断していく検査法には、血液検査を行ってアミラーゼの値を検査する、また腹部超音波や腹部CT検査などにより、膵臓の炎症症状や腹部CT検査などにより、膵臓の炎症の状態を確認するなどを行いトータルで判断することが必要になります。


急性膵炎で行われる治療では、発作を起こした後は、特に2〜3ヶ月は絶食する必要があります。点滴を行いながら、水分と栄養を補いながら身体の状態を観察します。


症状が安定してきたら、低脂肪食を主体にした食事療法が行われます。尚、腹部の激しい痛みに対しては、鎮痛薬の投与や消化酵素の働きを抑える薬など使用して、症状の改善を図る治療が行われます。

 

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