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若年性関節リウマチの症状と治療について
若年性関節リウマチは、大人がかかる慢性関節リウマチと違って、関節に現れる症状以外に発疹や心膜炎、肝脾腫、ブドウ膜炎など様々な違った症状が現れます。
心膜炎や肝脾腫、ブドウ膜炎などを含めてすべてに共通して現れてくる症状は、最後にはには関節面が壊されてしまうという点です。
若年性関節リウマチは、8〜10歳の女児に多く見られる傾向にあります。慢性関節リウマチは、大人の女性によく見られますが、子供に現れる若年性関節リウマチは成人に現れる症状と違って、高い熱をともない全身に現れます。
若年性関節リウマチが起こる原因はまだはっきりとは解明をされていませんが、免疫系の障害が関係しているといわれています。
高熱が特徴ですが、その症状が数ヶ月にわたって続いてしまうことがあります。指の関節であったり、手首の関節、ひざの関節が左右対称に腫れ、かなりひどい痛みがおこります。
起床時に関節がこわばった感じがあったり、動かしにくい、頸がまわりにくい、口が開けにくいといったものがあります。皮膚には、ピンク色の発疹が現れたり、手首、ヒジ、指に小さな結節をふれます。また心臓や目がおかされることがあります。
若年性関節リウマチは、再発しやすい病気で、その多くは、10年ほどの期間を経て治癒していくようですが、人によっては、そのまま慢性関節リウマチに進行していくものもあるようです。
重い症状の場合は安静にすることが大切です。治療法としては、痛みを抑え、炎症をとめるためにアスピリンが使用されます。ステロイド自体はあまり活用されませんが、関節が固まらないように温熱療法やマッサージが施される場合があります。
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