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帯状疱疹の症状 痛みと皮膚症状について


帯状疱疹は、胸部や顔からわき腹にかけて、帯状に水疱がでてきて、強い痛みの症状を伴う疾病です。帯状疱疹が現れてもそのまま放置した状態のままになっていると、皮膚に痕が残ったり、激しい痛みが長期間続く帯状疱疹後神経痛へと進行していきます。


帯状疱疹は、普通、神経にそった、身体の片側の痛みから始まります。灼熱感を伴うピリピリした痛みが多いのですが、痛みの現れ方は様々です。痛みの度合いも、軽症のこともあれば、睡眠がとれないほどひどい痛みを伴ったものもあります。


糖尿病をわずらっている人や、膠原病や喘息の症状を持っていて、ステロイド剤の治療を受けている人の場合、帯状疱疹の痛みを特に感じない場合もあるようです。


痛みの症状が数日〜1週間程度続いた後、皮膚にポツポツと症状がでてきます。まず神経に沿って帯状に紅斑が現れた後、まもなく小さな水疱ができます。


軽症の場合には、虫さされくらいの小さな水疱がポツポツとできますが、重症の場合は、水疱が帯状に連なります。水疱は中央にくぼみがあり、しだいに膿を含んだ膿疱に変化します。膿疱は、5〜7日で、破れ、びらんや潰瘍ができます。


皮膚症状が現れてから約2週間でかさぶたとなり、普通や約3週間でかさぶたが取れて治癒します。時に瘢痕が残ることもあります。


帯状疱疹の障害は知覚神経が主になります。炎症が強く起こった場合には、運動神経が侵されて運動麻痺が起こることがあります。腕の神経が麻痺することが多く、この場合は腕が動かなくなり、筋肉の萎縮を伴うこともあります。


多くの帯状疱疹では、皮膚症状が改善されていくにつれて痛みも解消されていきます。しかし、痛みから睡眠がとれないほどの重い症状がある場合は、皮膚症状が消失した後も痛みだけが残り、長年にわたって痛みが続くことがあります。


こうした症状が帯状疱疹後神経痛といいます。部分により知覚麻痺が起こり、ズキンという深部痛があるのが特徴です。その後、トラブルのあった神経が改善されてくると、知覚過敏となり、症状が悪化すると、かゆみや違和感が残ることがあります。


帯状疱疹後神経痛の起こる人は、年齢的に老齢者が多くなることがわかっています。糖尿病を患っている人の場合も神経痛を起こしやすい傾向にあるようです。

 

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