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動脈硬化の予防と改善法について


動脈硬化は、血管の老化です。昔から、血管の衰えから老化が始まるといわれていますが、その血管の老化は動脈硬化です。脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な病気につながっているために動脈硬化は事前に予防意識をもって取り組むことが大切になります。


動脈硬化にはアテローム硬化、細動脈硬化、中膜硬化の三種類があって、中でも問題になるのがアテローム硬化と細動脈硬化です。


アテローム硬化は、大動脈や脳動脈、または心臓に栄養を供給する冠状動脈など太い血管に多発して、血中のコレステロールや中性脂肪などが増えると、脂肪を含んだリポタンパクが血管壁にしみこんで、それが血管の内膜にまで入り込み、そこにコレステロールなどが付着して内膜が粥状に腫れた状態になります。


侵食がさらに進行すると血管にカルシウムが付着して、繊維質が増大して動脈は厚くなります。 繊維質の増大に伴って、血管の通路が狭まり、血液の流れが悪くなってしまいます。


現代人は食の欧米化で動物性蛋白質や脂肪の摂取が多くなっているので、血中に過酸化脂質が増え、粘性の高いドロっとした血液の状態になっている人が多いということです。


サラサラ状態の血液が血管の中を流れていなければなりませんが、血管が脂肪分などで狭められているところに、ドロドロとした粘性の高い血液の状態では通りににくくなります。


血小板は、血管が傷害を受けると血液の流出を止める為に止血する働きをしますが、過酸化脂質や活性酸素などの刺激で血管の内膜が傷つけられると、血小板の凝集力が高まって、血小板が血管の内膜に付着して凝固して、コレステロールなどと結合して血栓つくる場合があります。


血栓が発生しやすくなると血液の流れが悪化し、血栓が血管の中で詰まってしまうとその先への血液の滞りが見られるようになり、こうした状態が脳に起こると脳梗塞、心臓に起こると心筋梗塞という具合になります。


血管の老化である動脈硬化は加齢とともに時間をかけて次第に悪化をしていきますが、血管細胞の新陳代謝の流れをよくすることである程度老化のスピードもコントロールすることが可能です。


動脈硬化の最善の治療は予防になります。食生活をベースにして、生活習慣やライフスタイルを新陳代謝の流れを意識して改善していくことが大切になります。

 

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