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糖尿病の合併症と歯周病について


糖尿病になって7〜8年ほどすると様々な合併症が起こってきます。そのなかでも口腔内に起こる合併症に歯周病があります。歯茎が次第に侵されてくる糖尿病性歯周炎がこれにあたります。


糖尿病性歯周炎は、普段からケアが念入りにされていない歯周組織は、歯肉炎を起こしていて、糖尿病により、さらに助長されいる状態です。


糖尿病から何か特別な菌が存在しているということではなく、歯周病の状態そのものは同じです。但し糖尿病自体、歯周病になりやすくなる病気といえます。


コラーゲンの存在がこの糖尿病から起こる歯周病に関係しているようです。現在、コラーゲンの代謝における合成の抑制と分解の促進の面から研究が進んでいます。


一般に歯周病は、歯肉だけに炎症を起こす歯肉炎から歯肉内部にある歯根膜や歯槽骨まで破壊される歯周炎へと進行し、ついには歯を支えられなくなることもあります。


適切な歯のケアや必要な栄養素を適度に補うことなどのコントロールが出来ている人は特に心配はありません。


但し、糖尿病を持っていると血管壁の脆さ、白血球の機能低下、コラーゲン合成機能の低下などの重大なトラブルが見られうようになり、歯周組織の破壊が進みやすく、治るのも遅れがちになります。


糖尿病を持っている人は、歯石が付着していたら、歯科医でとってもらうようにしましょう。歯周組織の血行障害、出血の予防、粘膜の強化、歯や歯槽骨の強化のために、コラーゲンを始めとして、ビタミンCやカルシウムなどを十分に補給する必要があります。


コラーゲンは歯周組織の主なタンパク質ですが、糖尿病性歯周炎になると、このコラーゲン合成が障害されたり、コラーゲン破壊が促進されたりします。


糖尿病をコントロールし、コラーゲンを補えば、歯周疾患の重症化を抑えることは可能になります。 また、ビタミンCは、組織同士を結合させるコラーゲンの合成を促進するので、歯と歯茎の結合を促し、毛細血管を強化して出血を防いでくれます。

 

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