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低血糖症の症状と治療について


低血糖症は、血中の血糖値の数値が正常の範囲を超えて、数値の低い方に絶えずあるために、それに従って現れた身体の症状のことを言います。


血糖値とは、血中のブドウ糖の濃度のことを指します。早朝の空腹時の血糖値は普通、60〜100mg/dlとされています。一般に、低血糖は、血糖値が50mg/dlに低下した状態の事を指します。


低血糖症の場合は、低血糖であると同時にいろいろな神経症状が現れた時に診断が下されます。神経症状については、交感神経刺激症状と脳神経症状の二つに分類されます。


低血糖の症状は、ブドウ糖が不足している為に絶えず脳がエネルギー不足となり、脳の活動が低下してくる為に、頭がボーッとしてきたり、気力も減退してきます。


脳は、低血糖の症状から逃れるために、アドレナリンの分泌を促し、体内に蓄積されている糖分を血中に放出して正常な血糖値にするよう指令を出すようになります。


血糖値の数値が正常範囲を外れて低い数値を示すようになっても、症状が現れにくいこともあります。このような症状は、低血糖症になる血糖値を数字で示せないことにも関係しています。


低血糖症の症状は、血糖値が急激に下がる時は自律神経症状が強く、血糖値が緩やかに下がる時は中枢神経症状が強くあらわれてきます。交感神経刺激が強くなると、不安感、空腹、動悸、顔面蒼白、脈が速い、発汗、震顫などが現れます。


脳神経症状には、頭痛、複視、視力障害、精神、身体の異常行動、けいれん、昏睡があります。症状が重い低血糖症は非常に危険な場合が多いので、低血糖の原因を突き止めて早期に治療を行うことが大切になります。


低血糖症の治療の多くはブドウ糖の静脈注射が行われますが、自分で甘味のある物を食べてみて、症状が元に戻るようなら低血糖の可能性があるので一度、医師の診断を受けるようにしましょう。

 

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