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シェーグレン症候群の症状について


シェーグレン症候群は、自己免疫疾患の一つとされ、難病指定されている病気です。身体の唾液などを分泌する腺が、自己免疫系の働きの異常により壊されていく病気です。


身体の免疫作用は、異物、細菌、ウイルスなどを身体から守るために備わった身体の防御システムで、免疫の働きは、外部から体に進入した細菌などを、自分以外のものと認識し、攻撃・排除するようにできています。


自己免疫疾患は、免疫系の働きが何かの原因で異常をおこし、本来ならば認識しない自己の体の一部を非自己と認識する働きにより、破壊・排除するようになった病気です。


シェーグレン症候群は、唾液腺や涙腺などの外分泌腺が主に自己の免疫作用によって破壊されます。この病気は、リウマチなど他の自己免疫疾患を合併する場合があります。また、多くは中年女性にあらわれ、男性には少ない傾向があります。


涙腺が壊されるので涙の分泌が減少し、眼の乾燥症状が出てきます。唾液腺では唾液の分泌が減るため、口腔内乾燥感が生じ、ひどくなると潤滑油としての唾液の減少が影響して、水気の少ない物が食べにくくなったり、会話をするのに不都合を感じたりするようになります。


シェーグレン症候群になると唾液の分泌の減少から、本来、唾液には殺菌作用がありますが、これが消失してしまうため、カンジダなどによる口腔内真菌症に罹ったり、ムシ歯が増えたりします。


舌に炎症が起こることで赤くなり、ピリピリしたりします。また、舌の炎症が影響して次第に味覚障害を起こす場合もあります。


シェーグレン症候群では、涙腺や唾液腺は壊されるので、破壊された箇所にリンパ球が多く集まり硬く腫れることがあります。分泌が低下した唾液腺には口のなかから細菌が進入することで、急性の細菌性唾液腺炎になったりします。


自己免疫疾患に罹る人の多く、特に現代人はストレスが大きく関係しているようです。ストレスが自律神経の交感神経を過緊張にさせて、リンパ球や顆粒球などの免疫細胞のバランスを崩します。


顆粒球の増加は、活性酸素を増加させます。また、最近わかってきているのが細胞内感染です。身体の中に生息している常在菌による細胞内感染です。腸内環境を良くしたり、鼻呼吸をする習慣をつけることが大切になります。

 

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