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胆石症の原因と症状について


胆石症は、胆汁酸やコレステロール、ビリルビンなどの胆汁に含まれている成分が固まり胆管を塞いでしまう症状です。固形物が胆のうにできたものが胆のう結石、胆管で固まったものを胆管結石と呼ばれています。


胆石症の主な原因は、胆汁酸やコレステロールの代謝異常です。他には、高カロリー食や、高コレステロール食、エストロゲン値上昇、肥満、コレステロール降下薬の服用などが原因として上げられます。


急性胆のう炎の多くは胆管内結石が原因で、残りわずかなものが、外傷、熱傷、感染、長期間麻酔、重症疾患が胆石症に関係しています。慢性胆のう炎は急性胆のう炎が繰り返しおこることで発症します。総胆管結石症は総胆管に胆石が停滞することが原因です。


今、日本では潜在的に胆石症がある人を含めると1000万人ほどいると考えられています。胆石症は、性別で見ると女性に多く見られ、また加齢とともにその数は増えていきます。


胆石ができるのは、ビリルビンカルシウムやコレステロールなどの不溶性液の過剰な飽和状態が起こることからはじまります。コレステロール結晶の急激な沈殿は静的状態で増えて目で見てもわかるような状態になります。


結石が胆管を詰まらせてしまうと胆嚢はふくらみ、壁は浮腫状となり、毛細血管やリンパ管を圧迫するようになって、粘膜に炎症を起こすようになります。


炎症性虚血性粘膜から胆汁酸塩の再吸収がさらに進み、それに従って障害が広がります。壁は脆くなり、穿孔しやすくなります。胆石が総胆管を閉塞状態にすると肝外性閉塞性黄疸、感染、膵炎などの症状を起こすようになります。


胆石症を予防するには、脂肪分が多い食事を控えるようにすることが大切です。コレステロール結石では、コレステロールを多く含んだ食べ物を極力避けるようにして、またコレステロールを抑える食物を食べるようにします。


コレステロールの吸収を制限したり、胆石の成分である胆汁を引き付け、排出していく降下のある食物繊維は胆石症を予防するのに大切な栄養素です。

 

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