血糖値を下げる方法について
血糖値を下げる方法としては、様々な方法がありますが、基本は食事と運動です。血糖値は血液の中に含まれているブドウ糖の量を数値として表現したものです。糖尿病の人は、この数値を意識することになります。
糖尿病で恐ろしいのは合併症ですが、合併症へと移行する危険性から、血糖値を下げる為に運動をしたり食事に気をつかったりとしている人は多いと思います。
数値の高い血糖値を下げるのに効果があるのが運動になります。適度な運動（脈拍110程）は細胞の新陳代謝の働きをよくし、身体の中に溜まったエネルギー生み出すのに非常に効果的です。
運動は血流を改善してくれ、過度なストレスからも開放してくれ、結果として血糖値を下げるのに効果を発揮します。
血糖値を下げるに役立つ時間は食後３０分の運動です。脈拍が１１０ほどになる程度のウォーキングや筋肉運動、少し身体に負荷がかかる程度がよいとされています。
糖尿病の人は、食事をした後に血糖値が正常範囲に戻るの時間がかかります。食事をした後に運動を行うことでスムーズに血糖値を下げることができるます。
運動を行う時の注意点としては、食事をした後は、特に血液が胃に集中した状態になっていて、心臓へ向かう血液の量が減少しています。
長期に渡って糖尿病を患っている人は、血管の老化である動脈硬化がかなり進行しているので、心筋梗塞などの血栓症になることも考えられるので注意が必要です。
起床後にすぐに運動をするときは、水分を十分に補うようにして血液の状態をドロドロ状態から改善して運動をするようにしましょう。
また、血糖値を降下させる薬を飲んでいる人は、食前に体を動かすと低血糖の状態になりやすいので注意が必要です。
血糖値が高い状態が続くと、血液の状態がベトベト状態で、粘りがあり、他の栄養素や酵素などに付着して代謝の邪魔をしてしまいます。
血糖値を下げる方法として、運動と同時に行う必要があるのが食事です。高脂肪で高タンパクの食事、俗に言われている欧米化した食事はできるだけ避けるようにします。
そして伝統的な和食をベースにして、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素を総合的に含んだサプリメントを補うことで栄養満点の食事にすることです。
栄養障害がブドウ糖を細胞内に取り入れる作用が働かなくなっている場合は、セレニウム、バナジウム、クロムなどのミネラル分を補う必要があります。
血糖値を下げる薬は、対症療法として必要ですが、普段の生活習慣から改善していくことがもっとも基本です。
