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膵炎の原因と症状について


膵炎は膵臓がんになる前に起こる代表的な膵臓の炎症です。膵炎はその症状から急性膵炎と慢性膵炎の二つに分けられます。


急性膵炎は、膵液の消化酵素の作用から膵臓そのものが消化作用の影響を受け、炎症を起こします。慢性膵炎はいろいろな理由で膵臓の細胞に繊維質が増えて硬直して、膵臓の働きが弱まって起こるものです。


急性膵炎を起こす主原因がアルコールや胆石です。アルコール量が増えると、高濃度のアルコールが影響して炎症が十二指腸に起こります。炎症から膵管の出入り口がふさがれるようになり、消化酵素が戻ってくることで発症します。


急性膵炎の中でも原因不明のものは、20〜30パーセントあります。


急性膵炎の主症状には腹部の痛みがあります。突然にみぞおち周囲に激しい痛みが襲うのが特徴です。膵臓には多くの神経や血管が集まっているため、傷が入ると出血をしやすくなり激しい痛みが襲います。


急性膵炎から起こる激痛は、2〜3日ほど続き、寒気や発熱、嘔吐といった症状をともなうこともあります。最悪の場合、ショック症状をおこし、命を落とす危険性もあります。


急性膵炎の治療で気をつけるべき点は、症状がでているときは、食べ物を口に入れないことが原則で、症状が落ち着いてきたら徐々に流動食、かゆ、普通食へと戻すようにします。


消化する力が低下をしているので、食べ物は栄養バランスに優れ、消化にもいメニュー構成を考えるようにします。


膵臓自体は、タンパク質を多く代謝するところなので、植物性タンパク質や白身魚や脂肪の少ないタンパク質、良質なタンパク質を、煮たり蒸したりして、脂肪分を控えた料理をつくって食べることが大切です。


また、膵臓に刺激をあたえる食べ物や脂分の多い食べ物は少なくする必要があります。慢性の膵炎の場合は、治療期間が長く、ストレスが原因で再発をすることもあるようなので、あまり神経質すぎるのもよくないようです。


膵炎を予防する上での注意点は、胆石とアルコールの飲みすぎに注意をすることです。胆石は脂肪分の多い食生活を続けているとできやすいので、脂肪分を多く含んだ食べ物を過食しないようにすることが大切です。

 

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