月経困難症の原因と症状について
月経困難症になると生理が始まるとともに痛みが起こり、その痛みの症状の為に仕事や普段の生活を普通に過ごすことが難しくなります。
月経困難症では、腹部や腰部の生理痛といわれる痛みの症状の他に頭痛や吐き気、便秘や下痢の症状など不快感を伴った感じとなり、また、人によっては、身体のだるさが増したり熱が出てきたりします。
痛みの症状や身体の不調感は個人個人によってその程度が異なります。症状が重い場合は、痛みの為に寝込んでしまったり、仕事や家事などが通常通りできないといった感じになります。
月経困難症の原因には、子宮内膜症や卵巣のう腫が考えられますが、過度なストレスなどが原因で起こることもあります。子宮内膜症や卵巣のう腫などの病気が原因で起こる月経困難症に注意が必要です。
さまざまな痛みや吐き気、下痢などの症状が次第にひどくなったり、これまでと異なった痛みが何ヶ月か続いている時は、身体に何らかの病気があると考えられます。
ハッキリとした病気がなく、原因がはっきりしない機能性の月経困難症もあります。いずれにしても、冷えやストレス、普段の悪習慣や無理なライフスタイルなどによって症状が強くなるようです。
月経困難症の検査 内診や血液検査などで原因を調べる 病院では、まず生理の周期や、痛みなどのトラブルの状態について詳しく聞かれます。
内診や、超音波検査、必要に応じて血液検査などで、原因を調べていきます。病気が見つかれば、その治療へとすすみます。
月経困難症で行われる治療では、主に症状にあった痛み止めの薬を使用することです。薬が合っている場合は痛みのつらさを和らげてくれます。身体が冷えの体質を持っている人には、身体を温める漢方薬が効果を発揮する場合もあります。
過度なストレスなど、精神面で悪影響を与えている場合は、普段の生活を見直しを行うことで症状が改善することもあります。