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くも膜下出血の原因と症状 検査法について


くも膜下出血は、脳の動脈壁の比較的弱いところが加齢や動脈硬化や高血圧などが原因となって風船のように膨らんだ動脈瘤が何かの刺激が原因で破裂して出血してしまう症状で、その出血症状が脳のくも膜に広がった場合をくも膜下出血といいます。


くも膜下出血で見られる主症状は激しい頭痛です。ハンマーで殴られたような激しい頭痛とともに吐き気や嘔吐を伴います。数時間と激しい頭痛が続いた後首のこわばりなどが現れます。


意識障害の症状が現れ、脳内出血が多くて昏睡症状が長時間にわたってしまうと、そのまま意識が回復せずに死に至る場合もあります。


くも膜下出血の原因の多くは、脳動脈の分岐部に現れた動脈瘤の破裂です。他には、動脈硬化による血管壁のトラブルや血管細胞の細胞内感染などが考えられています。


くも膜した出血を起こす動脈瘤は脳ドックなどで発見されることが多く、破裂する寸前の状態で発見されることもあります。脳動脈瘤は、破裂するまで命の危険はありませんが。脳動脈瘤が破裂してくも膜下出血が発生すると死亡率は非常に高くなります。


くも膜下出血の検査は頭部CTによる検査が最も有効な診断方法です。動脈瘤が破裂した箇所を発見するためにはCT検査ではなく、血管撮影検査が必要になります。


最近では、リスクの少ない頭部MRAや、3D-CTAと呼ばれる新しい画像診断法が使用されています。


脳動脈瘤が血管造影で見つかった場合は、専門医と相談の上、大きさが0.5cm〜1cm以上の時にはクリッピング手術や細いプラチナ製コイルを詰めて塞ぐ手術を行うか、そのまま何もせずに経過観察するかを決めます。


脳の血管れん縮が4日目から3週間の間に発生することが多く、その結果、クモ膜下血腫が発生し脳血管がれん縮し、血液の流れが悪化していきます。


意識状態が低下したり、会話することができなくなったり、手足のマヒが発生します。脳で作られる水の流れや吸収が障害されて、水頭症という脳室や脳の外側に髄液が多くたまることがあります。


くも膜下出血になると、脳動脈瘤が再び破裂するのを防止するために、開頭して破裂した脳動脈瘤の部分に金属のクリップをかけるクリッピング手術と動脈からカテーテルでプラチナの細いコイルを脳動脈瘤の中に詰め込む動脈瘤塞栓術を実施し再破裂を防ぎます。


水頭症に対しては脳室ドレナージを行い脳圧を下げます。薬物療法として、血流量を増加させる目的で血漿製剤と血管拡張剤が使われます。

 

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