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子宮体がん 原因と症状と治療


子宮体がんは、婦人科系のがんの中でも全子宮がんの4割程度を占めるがんです。ヨーロッパや米国などでは、子宮体がんは、5割を超えるとの報告があります。


子宮体がんが日本でも増加傾向にある原因に、食の欧米化スタイルである高脂肪で、高タンパクの食生活がその背景にあるようです。


子宮体がんの原因には、未婚、不妊、閉経後、初婚年齢、初妊年齢の高さ、30歳以後の月経不順、女性ホルモンのエストロゲンの使用などが考えられています。


子宮頸がんは多産婦に多く見られ、未産婦ではそれほど多くないのに対して、子宮体がんでは、子宮頸がんとは逆に、未産婦に多く多産婦に少ないという傾向を持っています。


子宮体がんで現れてくる症状としては、不正性器出血があります。閉経後数年経って突然に出血があったというような場合は子宮体がんの疑いが考えられます。


子宮体がんの治療は基本的に摘出手術になります。がんが子宮体部に限定されているときは原則として子宮の摘出およびリンパ節郭清を、またがんが子宮頸部にまで及んでいる段階ではリンパ節を含む子宮周囲の組織を含めて摘出します。


子宮体がんの好発転移臓器が卵巣です。子宮体がんでは卵巣を摘出するのが一般的になります。 進行子宮体がんや重篤な合併症で手術の危険性が高い場合、放射線療法や抗がん剤を組み合わせた治療が行われます。


再発がんや肺などへの遠隔転移を起こしている症状の場合には薬物療法を行われます。また、子宮体がんの原因にはエストロゲンが強く関係しているので、エストロゲンに対して拮抗作用のあるプロゲステロンが有効とされます。

 

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